この新しい連載記事では、新たなウォーハンマー40,000の各陣営と、ゲームの発売とともに登場する一連の新しいデタッチメントを紹介していく。
最初の陣営を紹介する前に、新版におけるデタッチメントの仕組みを再度お伝えしよう。既存版において、アーミーはデタッチメントを1つだけ選択する必要があったかもしれないが、新版では、多くの場合複数選ぶことが可能になる。特定のナラティヴに合わせたり、ゲームにおける強力な組み合わせを作ったり、あるいはその両方を楽しんだりと、君の想像通りに軍勢を調節することができる。

既存のコデックスにあるあらゆるデタッチメントと、『アイ・オヴ・テラー:鉄のくびき』や『メイルシュトローム:暴君の根城』などの拡張版のデタッチメント一式は、新版が発売された時点でも使用可能だ。
新版に伴って登場する、アップデートされたデタッチメントと新しいデタッチメントの数は70個。それらのほとんどが新規ルールであり、グロットマスシリーズなどから、人気のルールも複数帰ってくる。
この連載記事の最初に紹介する陣営は、オルクだ。
拡張版『アルマゲドン:ヤーリックの帰還』で登場した2つのデタッチメントに加えて、最近の新たなデタッチメントが与えられたことから、オルクはもちろん大活躍している。今回3つの11版のデタッチメントを紹介していくが、そのうちの2つは、人気の「賤術的大旅団」と「ダッカダッカダッカ!」のルールのアップデート情報だ。さらに、君のバトルワゴンを増強してくれる新規の「死の大回転」も紹介していく。
3つの新たなデタッチメントを確認しながら、卓上でどのように戦闘が繰り広げられるのかを見てみよう。
それぞれのデタッチメントは、テーマ性を持たせながら君の軍勢を構築するのに役に立つだろう。それらの強化や策略などのルールについて、早速紹介する。
死の大回転

オルクが突撃すると、その威力は凄まじい。バトルワゴンに乗り込んだ彼らは、止まることなき鉄の雪崩だと言ってもいいほどだ。デタッチメント「死の大回転」のルールは、全力移動の際に君の大きなビークルの速度を即座に上昇させる上、突撃に柔軟性をもたらしてくれる。
爆音ワゴン隊
オルクの巨大なワゴンは、さながら移動装甲要塞とも言うべき存在であり、その勢いを阻むことは困難だ。
味方バトルワゴン/ハンタリグ/キルリグ・ユニットはワゴンを持つ。
味方ワゴン・ユニットは突撃ロールをリロールできる。
味方ワゴン・ユニットが全力移動を宣言した時、
そのユニットの全力移動ロールを6に変更できる。
このデタッチメントはワゴンタグを持ち、他のワゴンタグを持つデタッチメントと同時に編制できない。
〈いくさだァァァア!〉を行うとき、全力移動と突撃ができることを覚えておこう。これにより、敵をデフローラの下敷きにすることやキルリグのノコギリブレイドで敵を斬り倒すこともより簡単にできる。
戦場にブチ壊しをもたらすために、ボゥイとビーストスナッガ・ボゥイをビークルから送り出す必要がある? 強化の「切り込み斜面」をバトルワゴン、ハンタリグ、キルリグに付与して、オルクをより脅威的な存在へと引き上げよう。
切り込み斜面(アップグレード)
オルクの徒党が敵陣に突入する。それを最も円滑にするのが、錆び付いた金属の大板だ。徒党はその上を踏み鳴らしながら、戦いの中へと突っ込んでいく。
ワゴン・ユニットのみ。このユニットの乗車中のユニットが降車移動を宣言した時、そのターン終了時まで、そのユニットの突撃ロールは+1の修正を受ける。
新版では突撃ロールを行ってから対象を選ぶため、この追加のmvで無防備な敵ユニットを味方の突撃範囲に入れることができる。
策略の「残忍なる舷側」により、バトルワゴンは地獄を解き放つ。
残忍なる舷側(1CP)
「死の大回転」の策略
このワゴンは敵の只中に突っ込むと、猛烈な射撃を行い死と破壊をばら撒き続ける。
タイミング:自軍側射撃フェイズ中、味方バトルワゴン・ユニットが射撃を宣言した時。
対象:そのバトルワゴン・ユニット。
効果:その自軍ユニットの射撃攻撃(射撃デッキによって選択された武器による攻撃を除く)は[ラピッドファイアX]を持つ。Xの数は、その攻撃の【数】に等しい。
キルカノンが、一体どれほどの大虐殺を巻き起こすのか、想像してみてほしい。
賤術的大旅団

いくさで勝利を得るために、ただの武力より狡猾さを重視するオルク——特にブラッドアックス——も存在する。攻撃を繰り出すのは、まずストームボゥイを集めて、全力移動や退却で相手を出し抜いてからだ。
聞け、てめェら!
ブラッドアックス氏族を率いるいくさ頭は、ただ吠え猛っているだけではなく、抜かりなく手下を指図する。それはオルクらしからぬ、実に組織立ったやり方といえる。
味方ストームボゥイ・ユニットはバトルラインを持つ。
味方ボゥイ/コマンド/ストームボゥイ・ユニットが全力移動/退却移動を行った場合でも、そのユニットはアクションの開始を宣言できる。
これで地形エリアに全力移動して5VPを獲得できるため、「略奪」のような副次任務に特に便利だ。
副次任務:攻撃側
略奪
戦利品が、戦場の至る所で野ざらしにされている。それらを自軍で確保せよ。敵に奪取されることなかれ。
このカードを引いた時:自軍が、『浄化』の副次任務がアクティブである場合、自軍は望むならば副次任務カードを新たに1枚引き、このカードを自軍の副次任務デッキに戻してシャッフルしてもよい。
略奪
目標アクション
開始タイミング:自軍の射撃フェイズ中。
ユニット:自軍の陣地の外にある地形エリア内にいるユニット1個。
使用制限:各ターンにつき1回。
完了タイミング:即時。
効果:その地形エリアは略奪状態となる。
任意のバトルラウンド
タイミング:自軍のターン終了時。
このターン中に地形エリアが略奪状態になった。(5VP)
ボゥイが「略奪」に励んでいる間、ウォーボスに強化を付与して悪辣なギットに仕立て上げることもできる。彼をいくつかの敵ユニットの近くに忍び込ませてパワークロオで急襲したり、敵から遠ざけながら確保されていない作戦目標に向かって走らせ、狡猾に行動させたりするのもいいだろう。
悪辣なギット
このいくさ親分はブラッドアックス氏族の狡猾な流儀に精通しており、特注部隊(コマンド)の群れを率いながら、密かに戦場へ潜入することすらできる。
インファントリー・ウォーボス・兵のみ(メガアーマー・兵を除く)。この兵は浸透戦術と隠密能力を持つ。
この強化によって、ウォーボスをコマンドのユニットに加えることが可能となる。これで、敵線の裏で大惨事を招くことができるはず。
策略の「恐ろしくコソコソ」を使えば、コマンドかストームボゥイは姿をくらまし、敵の不意を突いて再び姿を現すことができる
恐ろしくコソコソ(1CP)
「賤術的大旅団」の策略
敵が上の空でいる間、これらのオルクたちは偽装や隠蔽、誤誘導などの細工を仕込み、次なる奇襲準備を整えて姿を隠す。
タイミング:敵軍側白兵フェイズ終了時。
対象:非接敵状態の味方コマンド・ストームボゥイ・ユニット1個。
効果:その自軍ユニットを戦略的予備戦力に配置する。
敵軍側白兵フェイズで姿を消し、次の自軍側移動フェイズで敵に縦深攻撃を仕掛けたら、作戦目標に向かって突き進んだり、重要なユニットの援護についたりしよう。
ダッカ増量!

ダッカをこよなく愛しているオルクにとって、ダッカの増量があるに越したことはない。このデタッチメントを使えば、大量の弾丸を解き放つことができ、オルクのデタラメな射撃の命中力を上げるのにも役に立つ*。
*ダイスをたくさん用意しておこう。
ダッカダッカダッカ!
弾薬を節約するという概念はオルクにはなく、弾が切れるか火器がバラバラになるまでトリガーを引きっぱなしにする傾向がある。
味方オルク・インファントリー・ユニットの射撃攻撃は[アサルト]を持つ。
自軍側射撃フェイズ中、自軍が『いくさだァァァア!』の効果を受けている場合、味方オルク・インファントリー・ユニットの射撃攻撃は[連続命中1]を持つ。
全力移動の後に射撃ができることで、シュータにさらなる射程が追加され、フラッシュギットが備えるスナズガンのような中距離射程の射撃武器の射程は脅威的なものになる。2つ目のアビリティは、敵に近づく際に真の力を発揮する。移動、全力移動、連続命中で射撃して、突撃する——まさに残忍で狡猾だろう!まさに残忍で狡猾だ。
さらに射撃が楽しめる強化も与えられる。「死ぬほどピカピカシュータ」に感銘を覚えないオルクなどいないだろう。
死ぬほどピカピカシュータ(アップグレード)
技術親方バズゴブの発明品とされる死ぬほどピカピカシュータは、連装銃身を備えた、猛烈なダッカを繰り出す武器である。この銃は耳をつんざくほどの鉛弾の嵐を吐き出し、引き金をひくオルクにとって最高の楽しみとなる。そして発射される弾丸があまりに多いため、どれほど狙いの怪しい射手であってもそれなりの数を当てることができるのである。
オルク・インファントリー・ユニットのみ。このユニットの射撃攻撃は:
[ラピッドファイア1]を持つ。
または:その攻撃がすでに[ラピッドファイア]を持つ場合、その[ラピッドファイア]の値は+1の修正を受ける(例:[ラピッドファイア1]は[ラピッドファイア2])となる。
[ラピッドファイア]のスナズガンをフラッシュギットが装備し、[ラピッドファイア]のロキットランチャをタンクバッスタが装備、そしてメガノブのカスタムシュータに[ラピッドファイア3]を付与する——その可能性を想像してみてほしい。
オルクを怒らせる方法はたくさんある。その1つが彼らを撃つことだ。彼らを撃破しなければ、ダッカの真の威力を喰らうことになるだろう。
その程度でダッカだと?(1CP)
「ダッカ増量!」の策略
銃器に熱をあげるオルクは、飛来する火力を真っ向からの挑戦と受け取る。さらにどデカいダッカを見せつけて、対抗しなければならないものなのだ。
タイミング:敵軍側射撃フェイズ中、敵ユニットが味方オルク・インファントリー・ユニットを対象に射撃を実行した時。
対象:そのオルク・インファントリー・ユニット。
効果:その自軍ユニットは通常射撃で射撃する。ただしその自軍ユニットの射撃は、その敵ユニットのみを攻撃対象として選択できる。
先に撃たれると、もちろん君のオルクはダメージを喰らうかもしれない。しかしその場合、基本的に、敵軍側射撃フェイズで策略の「警戒射撃」を使用できる機会が得られる。
即応射撃
条件:ルールに、この射撃タイプを選択できると書かれている場合。
効果:その自軍のユニットは攻撃の実行(04)の記述に従って射撃を行う。
射撃中:
その自軍のユニットの24mv以内に一部でも入っており、視認可能な敵ユニット1個のみを対象として選択できる。
それらの攻撃は、攻撃に使用した武器の【射】や、他の修正値にかかわらず、常にヒットロールで修正前の出目6が出た場合のみヒットする。
自軍はそのヒットロールをリロールできない。
射撃後:そのフェイズ終了時まで、その自軍のユニットはアクションの開始を宣言できない。
これらの新しい賤術があれば、アルマゲドンを、あるいは、君の目を引いたほかのどんな惑星をもボゥイは手に入れられるだろう。ウォーハンマー40,000の他の陣営に与えられる新たなデタッチメントをさらに紹介していこう。次回はスペースマリーンだ。お楽しみに!あらゆる情報も見逃してしまうことのないよう、ニュースレターに登録しておこう!

















