避けられぬ時間のエントロピーのように、我々の陣営紹介もまた、進み続けている。今回は、疫病を崇拝せしデスガードに与えられた3つの新たなデタッチメントを紹介する。
感染兵器

デスガードは、ディーモンの力を帯びた多種多様な戦闘兵器を駆使する。「感染兵器」のデタッチメントを使えば、それらの凄まじい威力はさらに強力なものとなる。
歪みと錆びの憎悪
緩慢な堕落を遂げながらも、デスガードの兵器の大半は、熱病のごとき苛烈な強迫感によって強化されている。彼らは俊敏に、腐敗した兵器を敵に向けることができる。
味方フォーティッド・ブロートドローン/フォーティッド・ブロートドローン(ヘヴィ・ブライトランチャー装備)/ヘルブルート/メフィティック・ブライトハウラー・ユニットは感染兵器を持つ。
味方感染兵器・ユニットの射撃攻撃は[アサルト]を持つ。
このデタッチメントは兵器群タグを持ち、他の兵器群タグを持つデタッチメントと同時に編制できない。
モータリオンの子らは強靭ではあるものの、他の戦士たちに比べて速度に劣る。疫病の拡散速度を早めるのに役立つ何かがあれば、かれらの機動部隊は大いに喜ぶだろう。「アサルト」(新版にて変更点はない)があれば、素早く移動しながら射撃し続けることが可能だ。10mvや7mv移動できるユニットに付与すると、簡単にナーグルの恩寵を戦場中に拡散し続けられるはずだ。
ナーグルの恩寵と言えば、強化の「寄生する苦悶の収穫者」(アップグレード)を使うと、これらの腐敗したビークルの凄まじい耐久力をさらに強化することができる。白兵を行うたびに最大3個のユニットは多くの【負傷限界】を修復することができる︎。
寄生する苦悶の収穫者(アップグレード)
この兵器は、超常の棘を犠牲者の中に撃ち込み病魔の苦しみをもたらす。肥大化した機体は、攻撃を行うたびに拍動しながら膨張と成長を続ける。
感染兵器・ユニットのみ。このユニットが白兵を行った時、このユニット内の兵1体の【負傷限界】をD3ポイント回復する。
敵を射撃するほうが好みの君に、ぴったりな策略がある——「血錆の奔流」だ。これを使えば、1回の射撃でデスガードによる感染の凄まじいオーラを標的に浴びせることができる。敵の【耐久力】を-1減らせる上、「関節震え熱」の疫病を選ぶと、セーヴ値も悪化させることが可能だ︎。
また、罹病状態のユニットを攻撃するとヘルブルートはウーンズロールに+1の修正を受ける。この策略を使えば、ツイン・ラスキャノンを装備した兵は各種インペリアルナイトに2+のロール結果でダメージを与えることができる。︎
血錆の奔流(1CP)
「感染兵器」の策略
この攻撃兵器は〈歪み〉汚染が飽和状態になるまで満たされており、その影響は武器にまで侵食している。そこから打ち出される弾薬は、敵に感染を撒き散らす。
タイミング:自軍側射撃フェイズ中、味方感染兵器・ユニットが射撃を宣言した時。
対象:その感染兵器・ユニット。
効果:視認可能な敵ユニットを1個選択する。選択された敵ユニットは、その自軍ユニットの攻撃が終わるまでの間罹病状態となる。
群れなす蝿の軍団

遥か遠くまで漂う異臭を放つ軍勢が、隠密に行動できるわけがないと思っているだろう。しかし、モータリオンは、それを可能にするとっておきの技を隠し持っている。羽音を立てる蠅の嵐を召喚することで、彼はプレーグマリーンの進軍を覆い隠し、重要な軍勢を敵線の目の前に忍び寄らせることができる。
疫魔の靄
有翅害虫の大群が、悪疫の媒介源たるモータリオンの息子たちの体内から飛び立ち、彼らの隊列を覆い隠して敵の探知装置から隔て、索敵の技を封じてゆく。まるまると肥え太った疫病蝿の騒々しい大群は、必殺の斉射を放つために進撃を続けるプレーグマリーンの姿を靄(もや)となって隠し、敵に破滅をもたらす。
戦闘陣形の宣言ステップ中、味方プレーグマリーン・ユニットを2個選択できる。選択されたユニットは浸透戦術を持つ。
このデタッチメントは魔蠅の大群タグを持ち、他の魔蠅の大群タグを持つデタッチメントと同時に編制できない。
敵が移動を始める前に近付けるため、このデタッチメントは、確実に、そして迅速に敵を感染範囲に収めるのに役に立つ。さらに、強化の「毒蟲の騒乱」を使えば、前進するプレーグマリーンのユニットを強化することも可能だ。ナーグル神の恩寵に囚われた者たちに、より効率的に対抗することができるだろう。
毒蟲の騒乱(アップグレード)
忌まわしき鳴き声を上げて蠢く害虫、害獣の大群がナーグルの信奉者たちの呼びかけに応じて選別された標的に襲いかかる。汚穢と悪意に満ちたおぞましき大群に呑み込まれた敵は恐怖と忌避に狂いつつ破滅する。
プレーグマリーン・ユニットのみ。このユニットの攻撃が、味方ユニットの感染範囲内のユニットを攻撃対象にしている場合、それらの攻撃のウーンズロールの出目1をリロールできる。
しかし、腐敗していく戦士らを君のプレーグマリーンに突撃させることで、敵がその容赦なき一斉射撃を阻止しようとしたら、どうなるのか? その場合、立場が危うくなるのはかれらの方だろう。というのも、デスガードは「大群の凝視」でさらなる力を得られる上、このデタッチメントの虫の大群による妨害力を利用すると、味方に至近距離から敵を撃ち倒すための時間も得られる。
大群の凝視(1CP)
「群れなす蝿の軍団」の策略
群れなす蝿は敵軍の眼前に迫ったデスガードに不浄なる活力を注入する。狂乱のあまり己が皮膚を引き裂かんばかりにもがき苦しむ敵兵に、無慈悲なるプレーグマリーンは至近距離から猛然と射撃を浴びせる。
タイミング:自軍側射撃フェイズ中、味方プレーグマリーン・ユニットが射撃を宣言した時。
対象:そのプレーグマリーン・ユニット。
効果:その自軍のユニットの射撃攻撃は[至近]を持つ。
そう、「至近」だ。ピストルの新たな名称であるが、ルールはこれまでと同じである。
[至近]
至近距離での戦闘用に設計された武器は、白兵戦中でも効果的に使用できる。
[至近]武器を持つ兵が1体以上含まれているユニットは至近射撃(10.06)を使用して射撃を行える。
それ以外の射撃タイプを使用している時、そのユニット内の各兵(モンスター/ビークル兵を除く)は、以下のうち1つだけを選択して攻撃できる:
その兵が持つ1個以上の[至近]武器。
その兵が持つ1個以上の他の射撃武器。
腐敗の体現者

サイキックのマリグナント・プレーグキャスターや恐るべきロード・オヴ・ポックスなど、あらゆる特異なキャラクターにとって、デスガードは故郷と呼べる場所である。そんなかれらは、デタッチメントの「腐敗の体現者」によって変貌を遂げる。これにより、簡単に感染範囲を拡大できるため、効率的に戦闘を繰り広げることができる。
超毒性病原
この、デスガードの闘士たちはナーグルの最も凶悪な伝染病の祝福を受けている。彼らは悪臭と共に、超常的な病原から溢れるような病魔を放つのである。
味方デスガード・キャラクター・ユニットの感染範囲は+3mvの修正を受ける(最大12mvまで)。
ナーグルの恩寵がもたらす弊害により、敵に壊滅的な打撃を与えられる。しかし、1つだけ小さな欠点を挙げるとすれば、ゲーム開始時に3つの魅力的なオプションの中から1つだけを選択しなければならない点だ。作戦目標の確保に苦戦すると、敵の【確保力】を減量できる「魂腐れ病」を選んでおけば良かったと後悔することになるだろう。だが、新版では強化の「混種の宿主」を使えば、そのオプションを選んでいなくとも、その効果が必要なときに大いに役に立つ。
混種の宿主
この闘士の疫病は一つに留まらない。その吐き気を催すような姿は変異し、半ば自我を備えるに至った病の導管とも言うべきものであり、様々な感染形質を顕現させるだけの力を備えている。
デスガード・インファントリー・兵のみ。(アーミーごとに、バトル中1回限り)自軍側指揮フェイズ中、自軍はこのアビリティを使用できる。使用した場合、『ナーグル神の恩寵』(『コデックス:デスガード』参照)に記されている疫病を1個選択する。このバトル終了時まで、このユニットの感染範囲内にいる敵ユニットは、自軍が選択した疫病に加え、ここで選択した疫病の効果も受ける。
不穏な咳の発作を誘発する、腐敗した瘴気が漂うと、最もステルス能力に長けた暗殺者でもその場を立ち去るだろう。そのため、死なざる戦士たちから身を隠すことは、決して得策とは言えない。我々なら最初の一息で一目散に高所へ逃げるだろうから、精鋭な者たちがその場から立ち去ろうとも悪いようには思わない。
悪化する痙攣(1CP)
「腐敗の体現者」の策略
感染からは逃れることができない。特定の病原体は神経発作を引き起こし、犠牲者は苦痛に満ちた悶絶によって、自ら秘匿位置を露わにしてしまうのだ。
タイミング:自軍側射撃フェイズ開始時。
対象:味方デスガード・キャラクター・ユニット1個。
効果:その自軍ユニットの感染範囲に一部でも入っており、視認可能な敵ユニットを1個選択する。選択された敵ユニットの発見範囲は+6mvの修正を受ける。
キャラクターをプレーグマリーンのユニットに編入させたり、敵線の近くまで潜入する浸透戦術を実行したり、自軍の第2ターンまでに敵軍の陣地を感染のオーラで満たしたりできることから、「群れなす蝿の軍団」と「腐敗の体現者」は、特に相性が良い。さらに、それぞれの使用には1デタッチメントポイントだけの消費で済む。そのため、「感染兵器」のデタッチメントとともに使えば、ビークルでも渾沌をもたらすことが可能だ。
疫病にまみれた情報量を十分浴びたため、我々には長期間のシャワーが必要だ。次回は、敵対するインペリアルナイトとケイオス・ナイトそれぞれに与えられた3つのデタッチメントを紹介する。果たして、どちらが勝利を掴むのだろうか——。










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