陣営紹介もいよいよあと二陣営、今回取り上げるのはアデプトゥス・メカニカスだ。果たして火星の神官たちは新たなデタッチメントをどう料理しただろうか?
奪取戦闘班

スキタリ兵団は、文字通りあらゆる種類の任務に対応できるよう編成することが可能である。帝国技術局の活動においては失われた知識の探求が最優先事項とされているため、かれらはしばしば高度なスキャン装置を装備して投入される。それゆえかれらは、いにしえの聖遺物と隠れた敵ユニットを見つけ出すことを得意としている。意外だったかな?

思考偵察
強化占術機を搭載したスキタリ遠征部隊は、機械神の目として常に事物を観察し続け、幾重にも張り巡らされた思考網の中にセンサーを投入することで、主の敵を根絶していく。
味方プテラクシィ/インフィルトレイター/レンジャー/セルベリス・レイダー/セルベリス・サルファーハウンド・ユニットは偵察占術機を持つ。
味方偵察占術機・ユニットは以下のアビリティを持つ:
強化占術機:自軍側射撃フェイズ中、このユニットの12mv以内に一部でも入っており、視認可能な敵ユニットを1個選択できる。選択された敵ユニットは分析状態になる:
ユニットが分析状態である間、そのユニットの発見範囲は+3mvの修正を受ける。
「強化占術機」アビリティを搭載可能なユニットは、コデックスの中でも屈指の足の速さを誇り、敵に接近し、隠れている敵のVIP*を暴き出すのに最適だ。
*プテラクシィが手厚く「接待」してくれるはずだ。
もちろん道中で蜂の巣にされてしまっては、いくら足が速くても意味はない。だが幸いなことに、君のセルベリス・レイダーは望むなら(実質的に)姿を消すことができる。彼らの銃は射程が18mvあるため、うまく立ち回れば安全な位置から会心ウーンズを伴うカービン射撃を浴びせることができるだろう。

ステルス投影サイバー犬(アップグレード)
この古参の襲撃者たちは、遮蔽スクリーン投影装置や消音サーボ、適応外皮といった装備を備えた希少なサイバネ乗騎を下賜されており、獲物に接近するまでに発見することは極めて困難だ。
セルベリス・レイダー・ユニットのみ。このユニットは『単独工作員 15mv』を持つ。
「困った時はお互い様」の精神を体現するような連携として、偵察占術機・ユニット同士が協力し、策略「欠陥精査」を用いて互いの射撃を支援することができる。現在の版において遮蔽無効は極めて優れたアビリティだ。【射撃技能】にペナルティをもらわずに済むならそれに越したことはない。

欠陥精査(1CP)
「奪取戦闘班」の策略
移植型の卜占機で即時分析を集中的に行うことで敵の弱点を暴き、万機神の信徒たちに警報を発することができる。
タイミング:自軍側射撃フェイズ中、味方帝国技術局・ユニットが射撃を宣言した時。
対象:その帝国技術局・ユニット。
効果:味方偵察占術機・ユニットの 12mv 以内に一部でも入っており、視認可能な敵ユニットを 1 個選択する。選択された敵ユニットを攻撃対象とした、その自軍ユニットの射撃攻撃は[遮蔽無効]を持つ。
炉を統べし者たち

もちろん帝国技術局は技術司祭の存在なしには成り立たない。であればかれらに専用のデタッチメントが用意されるのも当然のことと言えるだろう。「炉を統べし者たち」は実に素晴らしいデタッチメントであり、スペシャルセーヴ値の強化と「痛みを知らぬ者」アビリティによって、ごく平凡な技術賢人さえも難攻不落の存在と化す。

戦の外套
戦いが目前に迫った時、多くの技術司祭は精密作業用の手足を、自動修復サブルーチンを内蔵した、鋼鉄で覆われた生体義肢に換装し、戦闘装備を身に纏う。中には狭域不明言語放出器を換装する者もいる。この装備は、理解不可能なコードを発出し続け、敵車両の考算機コアに過負荷を掛けたり、卜占機を混乱させるためのものだ。
味方テックプリースト・兵は以下を持つ:
【特防】4+。
『痛みを知らぬもの5+』。
味方テックプリースト・兵は以下のアビリティを持つ:
閉塞攪乱データ:自軍側射撃フェイズ中、このユニットが射撃を宣言した時、このユニットが戦闘ショック状態でない場合、自軍はこのアビリティを使用できる。使用した場合、D6を1個ロールし、以下の効果を適用する:
ロール結果が 2+ の場合、このユニットの 12mv 以内に一部でも入っている敵ビークル・ユニットを1個選択する。選択された敵ユニットは戦闘ショックロールを行う。その戦闘ショックロールは -1 の修正を受ける。同じユニットを、同じターン中に、このアビリティの対象として複数回選択することはできない。
または:ロール結果が2+の場合、それらの射撃攻撃はその自軍ユニットの隠密状態を解除しない。
死なないということがキャラクターにとってどれほど素晴らしい能力かは言うまでもないだろう。さらにかれらの持つ「閉塞攪乱データ」アビリティは実にうれしいオマケであり、敵のビークルを弱体化させたり、自軍の部隊を保護したりと柔軟に使用できる。
強化用の興味深いアビリティも悪くはないが、それよりもめちゃめちゃ強力な大砲が欲しくはないか? 武器の名前はあえて書かないが(キーボードに「斜線入りのゼロ」のキーが見当たらないため)、この「一見簡素に見える小箱」が純粋な破壊をもたらす兵器であることだけは間違いない。

TL-4Ø9
この一見簡素に見える小箱の名は、太古の筐体に刻まれた、ほぼ解読不可能な紋章に由来している。主流の神権教義によれば、この遺産は兵器であり、虹彩シャッターが開かれた時、計り知れぬ力を秘めた漆黒の光線が解き放たれるとされている。
テックプリースト・兵のみ。この兵は以下の武器を持つ:
TL-4ø9 [会心ウーンズ、暴発]
射程 | 数 | 射 | 攻 | 貫通 | ダ |
24" | 3 | 2+ | 11 | -2 | D3+2 |
貴重な遺物の確保は、多くのテックプリーストにとって最優先の任務であり、技術的奇蹟が手に入るかどうかというときにその気を散らされるような事態は一切許容されない。かれらの強化された精神は、戦闘で防衛部隊を指揮しつつ考古学的な発掘作業さえ容易にこなしてしまう。そして、かれらの「神聖なる強欲」と次なる大発見との間に立ちはだかる者には、悲惨な運命が待ち受けていることだろう。

神聖なる強欲(1CP)
「炉を統べし者たち」の策略
技術の奇蹟というべき物が発見された時、技術司祭は流血を厭うことなく、その奪取を試みる。そして対象の確保と、それを脅かす存在の排除を同時に指揮するのだ。
タイミング:自軍側射撃フェイズ中、味方テックプリースト・ユニットがアクションを開始した時。
対象:そのテックプリースト・ユニット。
効果:その自軍ユニットは、そのアクションを行った場合でも、射撃を宣言可能である。
輝かしき自動合唱

エレクトロ・プリーストは、率直に言って少々風変わりな連中だが、原動力への献身ぶりでは誰にも引けを取らない。かれらは磨き抜かれた戦技(と掌から放つ稲妻)を駆使して、銀河に潜む恐るべき脅威と渡り合うのだ。

サイバー静電讃美歌
肉声やバイナリ放出で聖句を唱えることで、原動力の信奉者たちは崇拝の音を轟かせる。その頭上には力の雲が渦巻く。対立する派閥同士は、鮮烈な激しさでもって、己の洞察的教義の優位性を証明すべく競い合う。
味方コーパスカリィ・ユニットの射撃攻撃は[会心ヒット]を持つ。
味方フルグライト・ユニットが白兵を行った時、そのユニットは負傷限界をD3ポイント回復する。
このデタッチメントはデータ詩編タグを持ち、他のデータ詩編タグを持つデタッチメントと同時に編制できない。
フルグライト・エレクトロプリーストは素のデータでもキャラクターを護衛している間に受けた攻撃のウーンズロールに-1の修正を受けるため、テックプリーストの護衛として優れている。さらに電磁杖で敵を叩きながら回復も行えるようになったため、戦場に残り続けられる時間はさらに長くなった。
かれらは真っ向からの白兵戦を得意としているが、【スペシャルセーヴ値】が5+しかないエレクトロプリーストにとって敵の警戒射撃は命取りになりかねない。じゃあどうするか? 無視してしまえばいい! 「ヴォルターガイストの聖遺物」があれば、テックプリースト・ユニットに対する警戒射撃を事実上不可能にすることができる。

ヴォルターガイストの聖遺物
この聖なる小箱に封じられていると伝わるヴォルターガイストは通常、エレクトロプリーストを守護するものよりも遥かに荒々しく、敵のセンサー類を攪乱する干渉パルスを発しながら敵に押し寄せる。
テックプリースト・兵のみ。敵ユニットは、即応射撃でこのユニットを攻撃対象にすることはできない。
罰を与えるのもまた効果的な抑止力となり得る。特に相手に対して「あのバチバチ野郎を射撃で倒すのは悪手だ」と思い知らせたい場合にはなおさらだ。その点「運動量フィードバック」は実に効果的に相手を説得してくれるだろう。なぜなら撃ち漏らしたユニットはそのまま、相手が近づいてほしくないユニットへとまっすぐに突き進んでいくからだ。

運動量フィードバック(1CP)
「輝かしき自動合唱」の策略
高潔なる変成術により、冒涜的な敵の攻撃の力そのものをエネルギーとして捉え、神聖なる報復のうねりに転換してしまう。
タイミング:敵軍側射撃フェイズ中、敵ユニットが、非接敵状態の味方エレクトロプリースト・ユニットを攻撃対象にした射撃を行った時。
対象:そのエレクトロプリースト・ユニット。
効果:その自軍側ユニットは、最大D6mvまでの進撃移動を行なえる。
これら3つのデタッチメントはそれぞれ大きく方向性が異なるため、お気に入りのコデックスに収録されているデタッチメントと組み合わせられるものが必ず見つかるはずだ。『スキタリ掃討大隊』と『奪取戦闘班』を併用するだけでも、スキタリの部隊に数多くの強化をもたらすことができる。さらに隠密能力の恩恵もあるため、お気に入りのサイバー騎獣を特殊地形の中にうまく収められるかといった心配も無用になる。
陣営紹介もいよいよ次が最後となる。さて、どの勢力か当てられるだろうか? 先週お伝えした気もするが、それはそれとして……正解は謎めいたネクロンだ!

















