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The Big Summer Preview — ヘルスミス・オヴ・ハシュットの前にひれ伏せ

地獄の兵器による轟音と魔導兵器の灼熱の大気に包まれ、〈定命の諸領域〉が再び震撼する。渾沌の軍勢の一角を担うヘルスミス・オヴ・ハシュットの登場だ。

ハシュットの煉獄鍛治団(ヘルスミス・オヴ・ハシュット)は、自らをザールドロンと称しており、ハシュットの苛烈な支配下に堕ちたドゥアーディンの末裔である。腐敗を受け入れた彼らは、シグマーの時代において、悪しき工業力、凶器の如き傲慢さ、そして歯止めのきかぬ残忍さを体現する存在となった。また、ミニチュアもとても魅力的だ。派手で大きな帽子に惹かれない者はいないだろう......。

かつて在りし世界に恐怖をもたらした渾沌のドゥアーディンの崇高なる継承者であるザールドロン。この者たちに関するヒントや噂は、長年ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマーの中で仄めかされてきた。そして、現実世界の10年が経った今、素晴らしいアーミーセットが登場することとなった!

このボックスには、ミニチュアと新たな『バトルトーム:ヘルスミス・オヴ・ハシュット』、ウォースクロール・カードが同梱されている。これ一つで、スピアヘッド規模のミニチュアが揃うぞ。

部隊の突撃を率いるのは、ザールドロンの要塞神殿の指揮官であるウォーデスポットだ。暗黒の力に満たされ、物々しい鎧に身を包んだこの者らは、従属者から構成される軍団を、己が野望の延長としてみなす。手下は無慈悲に駆り立てられ、勝利を挙げなければ死が待つのみだ。専制将の競合者も、その刃によってたおれる。この武器は、途方もない代価と引き換えに入手されるものであり、最も危険な魔の精髄によって強化されている。

ザールドロンの軍勢において邪悪なる中核をなすのが、インファーナル・コホート(戦士階級の集団)である。主に貴族家門の一員から抽出されるこの戦力は精巧かつ豪華な装甲に身を包んでいるが、それが彼らの無慈悲な武技を妨げることはない。こうした部隊の多くが魔の力で燃え上がる槍を手に戦闘に赴き、死の壁を組みながら尋常ならざる銅鑼の音に合わせて前進し、容赦なく敵を損耗させる。

そしてかれらが従える、巨大な銅鑼を備えたホブグロットにも注目してほしい!

下の写真の戦闘兵器は、トーメンター・ボンバードと呼ばれ、迫撃砲のように危険な武器だ。砲撃を空高く打ち上げ、敵に殺戮の雨を見舞う。

これらには、並大抵の弾薬ではなく、純粋なる渾沌の力が使用されている。改良や加工が施されたディーモンから生成された、バチバチと音を立てる邪悪なエネルギーの中核が、凄まじい威力とともに爆破をもたらしてくれる。

このキットからはデスシュリーカー・ロケットバッテリーも組み立てられる。この弾頭に渦巻くのは、“父なる雄牛神”の邪悪な炎だ。これは、大気に触れると発火して、飢えた意思を持ちながら地表を走る、魔の宿る化学的な火である。

3体の残忍な砲兵がこの戦闘兵器を操作しているぞ。

ドミネイター・エンジンは、“父なる雄牛神”が持つ破壊衝動を体現する存在であり、ハシュットの栄光を穢したドゥアーディンの血を用いて聖別されている。

この鋼鉄に包まれた魔導兵器には、苛まれし魔の存在が燃え盛り、その悪意が憎しみの波動となって眼窩から漏れ出している。この兵器には、“破滅のメイス”、あるいは“焦熱砲”を装備させることができる。どちらの武器を選ぶにせよ、敵に苦悶をもたらすに違いない。

このアーミーセットを購入すると、表紙に特別なデザインが施されたバトルトームが手に入る。これには、ヘルスミス・オヴ・ハシュットの伝承やアートワーク、そしてルールが詰まっているぞ。かれらが渾沌のドゥアーディンになった経緯や、ディーモンらを拘束し奴隷化して、超自然の武器に力を与えるという恐るべき技術を極めた手段について学ぶことができる。

もっとも、ハシュットとは一体何者なのか、あるいは何なのか、そして彼とグルングニ、グリムニル、ヴァラヤ、ガズルなどの関係性を知ることが重要であろう......。

ヘルスミスは、平凡なドゥアーディンの基準から見ても、極めて精鋭なアーミーである。この軍団は、ディーモンを利用して自身らの呪文を強化したり、武器に魔術をかけたりできる。このアーミーを使ってディーモンの力を築き上げ、戦場を支配する資源に変えよう。このバトルトームには、渾沌の全アーミーに使える名高き連隊が2つと、栄光への道のルールなども記載されているぞ。

さらに、このローンチボックスには、32枚のウォースクロール・カードや強化カードも同梱されている。

それだけではない!

アーミーセットの内容はこれで以上だが、これはほんの一部にすぎない。このボックスが発売された数ヶ月後には、ヘルスミス・オヴ・ハシュットの製品がさらに登場するぞ。

かれらの邪悪な主であるハシュットの暗黒の魔術に精通しているディーモンスミス(魔瘴鍛治師)は、ディーモンの力を利用して戦闘兵器を強化する名人である。敵に魔炎を投射するだけでなく、ディーモンスミスは超自然のエネルギーを使って戦闘兵器を回復することができるのだ。

このキットからは、“父なる雄牛神”の名の下に暗黒なる儀式を行うハシュットの神官、アシェン・エルダー(灰の長老)を組み立てることもできるぞ。アシェン・エルダーは、土地を荒廃させつつ、その場所から力を奪い取ることができる上、かれらの近くにいるヘルスミスのユニットは、戦闘でダメージを無視することができるのだ。 

ブル・ケンタウロスは、渾沌のドゥアーディンにとって代々必要不可欠な存在であったように、ザールドロンにとってもまた重要な存在である。ハシュットによる祝福を受け、変異者となったこの獣たちは、ドゥアーディンの上半身と雄牛の四肢を持つ。突撃を繰り出して、敵を踏み潰し、撃破することもできる上、“大銅鎚”を使って敵を粉砕できる力を発揮することも可能だ。

ブル・ケンタウロスは、聖域の守護者であるアノインテッド・センチネルとして組み立てることもできる。輝くハシュタールの仮面の中では煙が渦巻いているが、これはセンチネルの邪悪な神に対する献身をさらに高めるものだ。かれらは、その巨体にもかかわらず、攻撃してくる敵に目にも留まらぬ速さで襲いかかる。このように、ブル・ケンタウロスは、何よりもまず守護者であるゆえに、反撃においては特に危険な存在となるだろう。

インファーナル・レイザーは、ヘルスミスの軍団に火力支援を提供する。このセットに同梱されている5体のミニチュアには、グリズマロック大口径銃かカラグサルン火炎投射器を装備することができるぞ。どちらも同等の威力を持った恐るべき武器であるため、君の好きなオプションを選ぼう。

ザールドロンは、なにも単体で悪事を働かせているわけではない。かれらは、ホブグロット・ヴァンダルを召し使いのように従えており、自身らの側で進軍させる。意地の悪いならず者のホブグロットは、ザールドロンから尊敬も信頼もされていない。ただ、クルールボゥイと取引をするときや、敵を弱らせる際の捨て駒として利用するには、十分に役に立ってくれる。

ウラク・タールはヘルスミスの中でも古き存在であるゆえに、闇の父ハシュットから直々に多くの学びを得てきたのではないかと言われている。

彼は、底なしの悪意と驚異的な力を持つ存在であるが、その代償は大きく、彼の肉体は、ザールドロンのすべての魔術師らを蝕む石化の魔法に苦しめられているのだ。彼が騎乗しているインファーナル・タウルスのゴラコスは、強大な力を持っており、説教壇を背に乗せ戦いに挑むために生まれてきたと言っても過言ではない。

このミニチュアは、ウラク・タールの代わりに、名もなき魔瘴鍛治師として組み立てることもできるぞ。君のアーミーに個性を出すにはうってつけだ。頭部が複数付属しているため、ハシュットの息子または娘として、魔瘴鍛治師の騎兵を作り出すことができる。

これらの新しいミニチュアに加えて、バトルトームには通常版とGamer’s Editionの2つが用意されている。Gamer’s Editionは通常版よりも小さく、バッグに入れて持ち運ぶのにちょうど良いサイズになっている。これには、ユニットのウォースクロールや戦闘陣形、スピアヘッドのルールなどを網羅するカードが同梱されているぞ。さらに、ダイスセットも登場するのでお楽しみに。

情報はまだまだ発信していくぞ! アーミー発売後もWarhammer Communityを随時チェックしておこう。ウォークライのゲームで使える卑劣なヘルスミス・オヴ・ハシュットの無料ルールもアップロードされるぞ!

ハシュット信者については以上となるが、The Big Summer Previewでは、さらに多くの情報が解禁された。その他の記事もチェックしてみよう。

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