冷たい風が吹いている……そろそろスペースウルフが襲来する頃だ。
狼の群れが押し寄せてくるように、新しいキャラクター、新しいユニット、そして素晴らしいコデックス・サプリメントが登場する。読書好きであれば、近々発売されるBlack Libraryの新たな小説にも注目だ。
今週は何が待ち受けているのか見てみよう!

コデックス・サプリメント:スペースウルフ
ラスの仔らの素晴らしいミニチュアはいくつもある。だが、彼らが卓上で野蛮な正義を下すところを見るには、ミニチュアだけでなくいくつかルールも必要となる——そう、新たな『コデックス・サプリメント:スペースウルフ』に記載されている豊富なルールが。そこには、アップデートされたフェンリスのユニットのデータシートやそのユニットを抑制する新しいデタッチメント、そして夢中になれる詳しい背景物語やミニチュアのギャラリーが複数のページに渡って掲載されている。この製品を最大限に活かすには、『コデックス:スペースマリーン』が必要であることを覚えておこう。
通常のハードカバー版書籍はいつでも手にできるが、真のスペースウルフに惹かれる君には、通常版とともに登場する豪華なコレクターズ・エディションがおすすめだ。細部の装飾とページの縁は金箔が施されており、黒色のしおりも付いている。大胆かつ洗練されたデザインで、 まるでスペースウルフを体現しているかのようである。
ローガン・グリムナー
至高王として知られる彼は、両側に2体の忠実なるフェンリスウルフを同伴させ、堂々たる姿をみせている。〈帝国〉中で愛されている英雄であり、卓越した能力を持つ指揮官でもあるローガン・グリムナーは、モルカイの斧を振りかざし、敵を薙ぎ倒しながら、前線から攻撃を先導するのと同じくらいたやすく後方から戦略を練ることもできる。
この単一オプションのミニチュアには、80mmラウンドベースが付属している。また、この荘厳なキャラクターの隅々にまで細部の装飾が施されているぞ。
ンジャル・ストームコーラー
危険な嵐を呼び起こす、最も偉大な異能法師(ルーンプリースト)。その者こそがンジャル・ストームコーラーだ。彼は、強大なサイキック能力で同胞たちを援護しながら敵をも討つ。超常的な風を巻き起こし、自身の従者を戦闘へと駆り立てると同時に、その爆風で敵の射程を縮めることができるのだ。
この単一オプションのミニチュアには、40mmベースが付属している。
アルヤック・ロックフィスト
ローガン・グリムナーの近衛として、アルヤック・ロックフィストは、長い歴戦の中無数の敵を倒してきた。神聖なる稲妻のごとく放たれる、彼の致死的な“仇殺しの鎚”は、たびたび敵を驚愕させる。止めどなき攻撃に不動の防御を誇る彼は、鋼鉄法師(アイアンプリースト)としての過去に敬意を示す、趣き深く装飾された滅殺装甲服を身に纏っている。
このミニチュアには、40mmベースが付属している。また、オプションとして、“仇殺しの鎚”を握ったポーズかアルヤックの手から“仇殺しの鎚”が投げられているポーズで組み立てることができる。
ウルフプリースト
他の戦団の医術官でもあり教戒官でもある牙狼法師(ウルフプリースト)は、同胞の心身の健康を守る役割を担っている。古から伝わる貼り薬や塗り薬を使って同胞の傷を治し、魂を癒すと、狼の頭蓋でできた兜の奥から轟く怒りの訓戒で、同胞のスペースウルフを殺戮の怒りに駆り立てるのだ。
このプラスチック製ミニチュアは、アブソルヴァー・ボルトピストルか黒曜石の儀式用短剣を右手に装備して組み立てることができる。また、兜を装着した頭部と兜を装着していない頭部のオプションも用意されているぞ。
ウルフガード・バトルリーダー
スペースウルフの間で戦士長(バトルリーダー)として知られるこの指揮官たちは、他の戦団の副官と同じように複数の狩猟部隊の指揮を担っている、信頼厚き副官である。それぞれが卓越した能力を持つ価値ある戦士であり、栄誉ある白兵戦において最も忌々しい敵を討ち倒すための特別な武器を装備している。
複数のパーツが用意されたこのミニチュアには、片手にマスタークラフト・パワーソードかサンダーハンマーを装備することができ、もう片方の手には、ヘヴィ・ボルトピストルかプラズマピストル、ストームシールドを装備することができる。また、兜を装着した頭部と兜を装着していない頭部のオプションも用意されているぞ。
ウルフガード・ターミネイター
歴戦の近衛狼(ウルフガード)の戦士たちが、戦いに赴く際に身に纏う重厚な滅殺装甲服は、長年の奉公で得た戦利品で装飾されている。彼らは味方に先んじて真っ先にテレポートで敵の只中へと突入し、死をもたらすのだ。
複数のパーツが用意されたこのプラスチック製キットには、ストームボルターかストームシールドで組み立てられる5体のウルフガード・ターミネイターが同梱されている。さらに、その内の1体にはアサルトキャノンとパワーフィストを、軍曹にはレリックグレイトアックスかライトニングクロウ2個を装備することもできる。それに加えて、兜を装着した頭部が5個と兜を装着していない頭部も13個付属しているぞ。
ウルフガード・ヘッドテイカー
敵の指揮官と筆頭戦士の素早い排除を求めるウルフガードは、より軽量でより可動性のある装備を好み、大きく重厚な滅殺装甲服を避ける。彼らは優れたパワーウェポンとシールドを駆使して強固な敵陣を打ち破り、それと同時に彼らの忠実なるフェンリスウルフが気を取られた獲物の傍に回り込んで敵に襲いかかるのだ。
複数のパーツが用意されたこのプラスチック製キットには、3体のウルフガード・ヘッドテイカーから構成されるユニットが1個と、同じく3体のハンティングウルフから構成されるユニットが1個同梱されている。各ヘッドテイカーは、パワーウェポンとストームシールド、あるいはパワーウェポンの二刀流で組み立てることができる上、兜を装着した頭部が3個と兜を装着していない頭部も6個付いてくる。
ブラッドクロウ
スペースウルフは斥候中隊で新入りに忍耐力と柔軟性を教えるよりも、彼らに完全な機動装甲服を着用させ、敵の方へと向かわせる。彼らにとって、栄光と地位は刃で勝ち取るものだからだ。それゆえに、ブラッドクロウのユニットは野性に溢れ衝動的であり、自身の存在価値を証明して後世に語り継がれる偉業を残そうと情熱を注ぐのだ。
複数のパーツが用意されたこのプラスチック製キットには、10体のブラッドクロウが同梱されている。頭部や肩当てから分隊軍曹の武器一式にいたるまで、カスタマイズ可能なさまざまなオプションも付属しているぞ。そして、今や最大20体を分隊に編成することもできるから、このキットを2つ手に入れることをおすすめする!
グレイハンター
ブラッドクロウが苛烈な経験を経て己の攻撃性を制御するとき、規律と順応性ある歩兵のグレイハンターの地位に編入することができる。グレイハンターは、捕食者特有の狡猾さと確固たる決断力を兼ね備えており、中には作戦目標を達成し保持することで満足する者もいるが、獲物が臨んできたときには一瞬のうちにして全員が伝説的なフェンリスの獰猛さを解き放つことができるのだ。
複数のパーツが用意されたこのプラスチック製キットには、10体のグレイハンターが同梱されている。さらに、兜を装着した頭部と兜を装着していない頭部、そして分隊軍曹の武器のオプションなど、カスタマイズ可能な多種多彩なオプションが付属しているぞ。
スペースウルフのデータシートカードとダイス
この25枚のリファレンスカードが入ったセットを使って、卓上を綺麗に保とう。このセットには、コンバットパトロールと『コデックス・サプリメント:スペースウルフ』に登場する全ユニットのデータシートなどが含まれている。さらに、スペースウルフのダイスも登場するぞ。フェンリスの意思を召喚し、このダイスで6の目を出そう。光沢のある青い地に、金色のダイスの目が書かれており、6の目には戦団のロゴが描かれている。
ドロップポッド
再設計され、より組み立てやすく、リアルなスケール感に生まれ変わった2機のドロップポッドで、戦いに身を投じよう。この新たなポッドは、より配置がしやすいように、下部にドアを固定して組み立てることができるようになった。さらに、ウルトラマリーン、スペースウルフ、インペリアルフィスト、ブラックテンプラー、レイヴンガード、ダークエンジェル、ブラッドエンジェルの紋章も付いてくる。
このキットには、2体のドロップポッドと脚部に飾れる瓦礫の破片が同梱されている。

キルゾーン・アップグレード:神殿聖像(受注生産)
キルチームのそびえ立つ神殿聖像を使って、石造りでできた輝かしい〈帝国〉の聖人のもとで戦いを繰り広げよう。この感銘を与える大きな特殊地形は、近々受注生産で発売されるぞ。前回この重遮蔽物は『血と熱狂』のボックスセットに同梱されていたが、今回は期間限定で単体として予約できるようになる。
※6月28日(土)から10日間限定で予約が可能です。受注生産品のため、製品の到着に最大180日かかることがありますので、予めご了承ください。

※Black Libraryの製品は英語版のみです。
Dawn of Fire: The Silent King
〈揺るがざる征戦〉の第1期が幕を閉じようとしているが、ロブート・グィリマンはいまだ多くの戦線に立っている。〈大亀裂〉を渡り、帝国途絶領域に救済をもたらしたいという強い願望があるにも関わらず、彼は銀河の南域へと引き込まれてしまった。そこでは、ネクロンがパーリア星間結合で勢力を高めており、沈黙の王の帰還が囁かれていた。『Dawn of Fire』シリーズの最終章は、Guy Haleyの著書である『The Silent King』とともに登場する。
本書は、特別版を含む複数の形式で発売される。特別版の特徴は、革加工されたカバーに金箔で書かれた文字、丸く加工された背と金色のしおり、そして本の内側にあしらわれた芸術と金箔で施されたページの縁である。また、それぞれにシリアルナンバーと著者のサインが書かれており、Guy Haleyによる序文と参考文献の注釈が記載されている。本書のこの特別版は、在庫限りで販売終了予定だ。
それに加えて本書も予約可能となる。アヴェンジング・サンは沈黙の王の軍勢とどのように取り合うのか、ハードカバーやeBook、mp3版で読んでみよう。
フランス語とドイツ語の『The Silent King』(ソフトカバー、eBook形式)は来週から予約可能となる。この壮大な物語の結末を近々知ることができるぞ。
Paragon of Faith and Other Stories
修道聖女会の戦闘修道女は、帝国信仰の揺るぎなき信念に駆られ、怒りとともに〈帝国〉の敵との戦いを繰り広げる。彼女たちの任務は、異端者やディーモンらとの戦いだ。『Paragon of Faith and Other Stories』では、彼女たちの偉業のすべてを読むことができる。本書には、2篇の新しい中編小説であるAmanda Birdgemanの『Paragon of Faith』とNess Brownの『Saint’s Judgement』に加えて、Jude Reidの『Infernal Motives』、Kate Flackの『Our Lady of the Voyage』、Ness Brownの『Joy of the Martyr』、John Sollittoの『Redemption through Blood』そしてNicholas Wernerの『The Fires of Our Faith』といった短編小説の数々が収録されている。本書(ハードカバー、eBook、MP3版)は来週から予約可能だ。
Ravenor: The Omnibus
ギデオン・ラヴェナーと彼の多数の特務兵たちは、異端審問庁のために〈帝国〉内外を脅かす者たちと人知れぬ戦争を繰り広げる。生まれつき脅威の異能者であるラヴェナーのやり口は、型破りかもしれないが、その成果は否定できない。本書には、『Ravenor』、『Ravenor Returned』、『Ravenor Rogue』の小説に加えて短編小説の『Playing Patience』、『Thorn Wishes Talon』、『Perihelion』が収録されている。これらはすべて、Dan Abnettによる作品だ。本書(ソフトカバー、eBook)は、来週から予約可能となる。
Above and Beyond
空の勇士であるルシル・フォン・シャード中佐の伝説的活躍を報じた後、宣伝者のカイル・シムレックスは自身の退屈な書斎へと戻った。フォン・シャードからだというメッセージが届くと、これが現実逃避の機会になると考えたシムレックスは、その空の勇士の消息を確かめるため、反乱の渦中にある帝国領諸惑星のDeightonへと旅立った。比類なき能力を持つ異種族の傭兵が放たれ、数々の戦争が勃発したため、シムレックスはフォン・シャードが死闘に赴く準備を整える手助けをするか、あるいは彼女の最後の敗北を見届けなければならない。 Denny Flowersによる著書『Above and Beyond』(ソフトカバー)は、来週から予約可能だ。
Daemonhammer
異端審問官トルケマーダ・コテアスは、渾沌の軍勢に対する断固とした姿勢とフォルモサ星域の至高なる守護者として振るう驚異的な影響力で知られている。だが、狂信者やディーモンらとの何十年にも渡る戦闘が彼の身体を蝕んでいたこと、そして彼にとってのいわゆる同盟者たちが、その玉座を狙っていることを知っている者は数少ない。闇の中でより大きな軍勢がこの異端審問卿を標的に態勢を整えている。彼に残された選択肢は、限界を超えて戦うか、座を譲り、数百万という人々を破滅へと導くかだ。 Darius Hinksによる著書『Daemonhammer』でコテアスに何が起こるのか読んでみよう。本書(ソフトカバー)は来週から予約可能となる。
Oaths of Damnation
異端審問官トルケマーダ・コテアスは、渾沌の軍勢に対する断固とした姿勢とフォルモサ星域の至高なる守護者として振るう驚異的な影響力で知られている。だが、狂信者やディーモンらとの何十年にも渡る戦闘が彼の身体を蝕んでいたこと、そして彼にとってのいわゆる同盟者たちが、その玉座を狙っていることを知っている者は数少ない。闇の中でより大きな軍勢がこの異端審問卿を標的に態勢を整えている。彼に残された選択肢は、限界を超えて戦うか、座を譲り、数百万という人々を破滅へと導くかだ。 Darius Hinksによる著書『Daemonhammer』でコテアスに何が起こるのか読んでみよう。本書(ソフトカバー)は来週から予約可能となる。
Everchosen
“永劫に選ばれし者”アーケィオンが、渾沌の渦巻く嵐の中、世界を一掃しようとしているが、彼が生まれた理由はそれとは異なるものであった。戦士の神シグマーの忠実な使徒として生を授かった彼であったが、一連の恐るべき出来事が彼を〈禍つ神々〉の道へと導いたのだ。どのようにしてアーケィオンが堕落し、世界の終わりへ先導するようになったのか、Rob Sandersの著書『Everchosen』で読んでみよう。本書(MP3)は来週から予約が可能だ。

今週、『Battle Report』のアーミーを塗る2チームとともに『Da Mekboy’s Workshop』がWarhammer+に帰ってくる。大規模なホビーのプロジェクトや時間内にいくつものミニチュアを高水準なミニチュアに完成させるコツについて語ってくれる。『Battle Report』のもう一つのエイジ・オヴ・シグマーのエピソードでは、マゴットキンを鎮圧するためにアラリエールと蔓の淑女が手を組む。また、控えめな見た目が特徴のボルトガンの長い歴史についても掘り下げていくぞ。
Warhammer Communityでは、Warhammer: The Horus Heresyの新版について引き続き紹介していく。さまざまな伝承や新たなルールブックで登場するゲームシステムの裏側をたくさん覗いてみよう。Grand Cathayのデザインチームとの話もまた紹介するぞ。そしてBlood Bowlのチームとともに頂点を目指すための、ちょっとしたずる賢い解説も行う予定だ。