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サンデー・プレビュー — 腐敗した作物が花開く

新年も近付いてきている今、あと数ヶ月もしたら寒さも和らいでくる。暖かい気候が再び訪れると、庭園に花が咲き始めるだろう。それはまさに、自然の摂理を目の当たりにし、尊父ナーグルの恩恵を受け入れるのに絶好の季節となる!

彼は腐敗した新たな増援を大量に引き連れてきた。〈定命の諸領域〉の至るところに病害をまき散らすのに一役買いたい君にはうってつけだ。さらに、ウォーハンマー40,000の受注生産品や、『White Dwarf』の一月号、そしてBlack Libraryからはペーパーカバーの書籍が複数新年に登場するぞ!

バトルトーム:マゴットキン・オヴ・ナーグル

ナーグルの従者たちは、冷ややかな笑みを浮かべながら〈定命の諸領域〉に腐敗と崩壊をもたらす。かれらが撒き散らす病害は、尊父から惜しみなく与えられる恵みである。すなわち、生命のサイクルにある逃れられぬその過程こそが、哀れな人々から痛みや苦役を解放し、気力をもたらしてくれると考える。君がこの悦びを広めたいと思うころには、“緑の指”を持つ者になっていることだろう——ちなみに壊疽(えそ)ではない。それに加えて、ナーグルに仕えている愉快で感傷的な従者たちが繰り広げる消耗戦を好むのであれば、鼻を摘んでナーグルのアーミーを始めるしかない!

『バトルトーム:マゴットキン・オヴ・ナーグル』を手に入れると、定命の者たちとディーモンたちのアーミーを編成できるぞ。この106ページにわたるバトルトームには、疫病の神の伝染病を持つ膨れ上がった軍勢やかれらの穢れた領地、そして生命の領域を巡った盛衰し続ける戦いについての解説が書かれている。

ここに収録されている物語には、マゴットキン・オヴ・ナーグルの悍ましい姿を讃えたアートワークやミニチュアのギャラリーが挿入されている。その他にも、アップデートされた戦闘特性や強化、ウォースクロール、名高き連隊2つと名高き軍勢2つ、新たなスピアヘッド、そして『栄光への道』のルールも記載されている。これにより、戦場で尊父の恩恵を大いに活用させることができるだろう。

このバトルトームのコンパクト版であるGamer’s Editionも発売されるぞ。これには56枚の参照用カードのセットが含まれている。この版は在庫限りの販売となるので、お見逃しなく。

※本製品は英語版のみです。

“蛭の王”フェスタス

マゴットキン・オヴ・ナーグルのため、ゆっくりだが着実に戦闘の指揮を執る“蛭の王”フェスタス。彼は、かつて疫病を治療する医師であったが、有毒なおぞましき悪疫の錬成者へと変貌した。今やディーモンへと昇格したフェスタスは、巨獣のガソブリトにまたがり戦場へと赴く。

彼は邪悪な毒を用いて敵を衰弱させ、召喚した寄生性のヒルを使って敵から生命力を吸い取ると、それを自身の膨れ上がった体内へと取り込む。疫病にかかった彼の身体を細かく再現したこのプラスチック製のキットには、頭部2種類が付いてくるぞ。

スロヴンナイト

気高く輝かしい騎兵を気取ったスロヴンナイトは、疫病に苛まれた哀れな騎馬にまたがる恐るべき存在だ。このナーグルの騎士たちが赴く場所では倦怠感が放たれ、敵は無気力になる。そうした敵にかれらは襲いかかり、鈍くて残忍な武器を振るってその獲物を粉砕する。このプラスチック製のキットからはスロヴンナイト3体を組み立てることができるほか、さまざまな頭部オプションも付いてくる。

ピュートリッド・ブライトキング

ナーグルに最も身を捧げた従者たちの中には、ピュートリッド・ブライトキングと呼ばれる巨大な獣じみた存在へとなる者がいる。腐敗と疫病で凄まじいほどに膨れ上がったこれらの定命の者たちの穢れた身体は、防護服のごとく数々の邪悪な攻撃に耐えることができる。

かれらの悪臭と敬虔なる宣言は周囲の現実界を歪ませ、魔術師と神官による呪文や奇蹟を妨害する。このプラスチック製のキットからは、ピュートリッド・ブライトキング5体を組み立てることができ、そのうちの1体を旗手にすることが可能だ。豪傑には代わりの頭部も付属しているぞ。

ロットソード

熱病に苛まれ、神経質なロットソードは、自身の汗にまみれながら戦闘へと突入する。かれらの放つ凄まじい悪臭は極めて厳格な戦士ですらもたじろぐほど。敵の身体を裂き、ナーグルの恩恵を広めることに悦びを感じるロットソードは、いつかブライトキングの仲間に入ることを夢見ながら、冒涜行為を通して自身の凄まじい熱病を「燃焼」させようと躍起になっている。

このプラスチック製のキットからは、ロットソード10体を組み立てることができる。豪傑、楽士、2種類の紋章を選べる旗手には、ユニークなオプションが付いてくる。それ以外にも、選択可能な頭部12個と選択可能な武器と盾がそれぞれ10個付属しているぞ。

ペスティゴウル

ナーグルを父なる腐敗として崇拝する獣人、ペスティゴウルは、ナーグルによる伝染病の恵みを利用して文明に腐敗をもたらす。背が丸く、太鼓腹を持ち、病で疲労したこの者たちは、いわゆる病原菌を運ぶ媒介生物である。戦闘においてかれらが敵の陣地を穢すときには、熱狂的な勢いで戦いに挑む。このプラスチック製のキットからは獣人10体を組み立てることができるほか、その中から豪傑、旗手、楽士を1体ずつ組み立てることができるぞ。

ゲルガス・パストの宮廷団

『ウォーハンマー・クエスト:ダークウォーター』で初めて登場した“悲痛の貴公子”ゲルガス・パスト。翡翠大修道院から踏み出した彼は、土地を穢し数々の敵を打ち倒しながら〈定命の諸領域〉各地の領土を求める尊父に貢献している。

彼に随行するのは、“嚢胞魔女”ベルガと呪術師ファウルフーフだ。“嚢胞魔女”ベルガは疫病にかかった敵をさらに苦しめ、敵が死を遂げるたびにプレーグベアラーを召喚することができる。呪術師ファウルフーフは、ペスティゴウルの戦闘力を高めることができるほか、自身の魔術を使って敵の武器の威力を弱めることができる。

キャンカーボーン

かつて七体存在していたうちの一部であったとされる二体の古のディーモン、キャンカーボーンは、ナーグルの名の下に土地に穢れがもたらされるとナーグルの園から生まれ出る。キャンカーボーンをしばしば側に召喚するゲルガス・パストか病的汚染物質によって戦場が汚染されると、かれらは元いた場所から姿を消し、異なる場所へと出現して謎の液体が滲み出た巨大なブライトブレイドで敵を切り倒す。

このプッシュフィット式のプラスチック製キットからは、キャンカーボーン2体と病的汚染物質2個を組み立てることができる。これらは『ウォーハンマー・クエスト:ダークウォーター』にも入っていたミニチュアだ。

ポックスレッチ

ナーグルを崇拝することで救いを見出した、社会から追放された変異体たち。それがポックスレッチだ。危険な飢えから穢れと疫病を我が身に受け入れたかれらは、疫病神の身分の低い従者たちである。腐敗した皮膚に覆われたその悍ましい姿は、粘液性のマイア・ケルピーを魅了することから、かれらは効率よく疫病を拡散する手助けとなる。

このプッシュフィット式のプラスチック製キットからは、ポックスレッチ14体とマイア・ケルピー6体を組み立てることができる。ポックスレッチ7体につき、2種類の組み立てオプションが備わっているため、ユニークなミニチュアの14体セットを作り上げることができるぞ。

スポイルポクス・スクリヴナー

みじめたらしく差し出がましいスポイルポクス・スクリヴナーは、仲間の帳簿を管理する役割を担っているプレーグベアラーたちだ。かれらの邪悪な憤慨を中和するものはほとんどないが、他のディーモンを怒鳴りつけてより効率的に任務を遂行させたときに、いくらかの悦びを見出すことができるようだ。前回『スピアヘッド:マゴットキン』で登場したこのミニチュアは、単体で発売される予定だ。お楽しみに。

名高き連隊:膿疱衆

『バトルトーム:マゴットキン・オヴ・ナーグル』の2つの名高き連隊の内の1つが、土地の至るところに疫病をまき散らす役目を負うプレーグベアラーの勘定衆、“膿疱衆”である。かれらは土地に穢らわしき洞樹の種を植えると、自身を回復させ、再び活力を得ることができる。スポイルポクス・スクリヴナーは、かれらが重要な任務を滞りなく進めているかを監視している。このボックスは在庫限りの販売となるため、お見逃しなく!

スピアヘッド:黒死病の胞群

“黒死病の胞群”を手に入れて、均衡した戦いが繰り広げられるスピアヘッドの戦場にて尊父の恩恵をもたらそう。ナーグルにより、庭園を広く遠方の地まで育むよう命じられた“黒死病の胞群”は、ディーモンと定命の者たちで構成された有能な軍勢だ。ロットブリンガー・ソーサラーは“腐れ沼の盟約団”に属する戦士たちと、それぞれナーグリングのベース3個から編成された2つの軍勢、そして荒々しいビースト・オヴ・ナーグルを指揮している。戦闘において、かれらは腐敗の円環の力を引き出し、敵を圧倒する。

スピアヘッド:煉獄炉の軍団

ヘルスミス・オヴ・ハシュットにとって、諸領域に存在するあらゆる資源は自身の利益となる単なる財宝である。“煉獄炉の軍団”のような小規模部隊が、そのような財宝を敵から奪うべく派遣された。ヘルスミス・オヴ・ハシュットのアーミーセットにも入っているこのスピアヘッドには、ウォーデスポット1体、インファーナル・コホート11体、ドミネイター・エンジン1体、そしてトーメンター・ボンバード1体が同梱されている。また、450個のデカールが付いたヘルスミス・オヴ・ハシュット用のデカールシートも1枚付属しているぞ。

マゴットキン・オヴ・ナーグルのウォースクロール・カードとダイス

45枚の参照用カードのセットを使って、広く遠方の地まで滞りなく疫病をまき散らすことに集中しよう! これには、“冷徹な痛痒群”と“黒死病の胞群”のスピアヘッドに必要な全ウォースクロールが記載されたカードが入っている。ダイスセットには、渦を巻いた薄緑色の16個のダイスが同梱されているぞ。これらのダイスの目は茶色で描かれており、6の目は陣営の紋章になっている。君の腐敗コレクションを完成させるのに役立つだろう。

受注生産品:シスター・オヴ・バトル・アーミーセット

帰ってきたこのシスター・オヴ・バトル・アーミーセットで、完全新規のアデプタ・ソロリタスのアーミーを始めるか、所有しているコレクションにこのセットを編入させよう! 信心深いバトルシスターのこの部隊には、カノネス1体、ペニテント・エンジン1体、リペンティア・スペリオール1体、シスター・リペンティア4体、アルコ・フラジェラント3体、5体編成のセラフィム・スカッド1個、10体編成のバトルシスター・スカッド1個が入っている。また、このセットには290個のデカールが付いたアデプタ・ソロリタス用のデカールシートが付いてくる!

この『シスター・オヴ・バトル・アーミーセット』の販売期間は、2026年1月1日 GMTから2026年1月12日(月)午前8時 GMT(2026年1月12日(月)午後5時 JST)まで。

※受注生産品のため、製造と出荷に最大180日かかることがあります。あらかじめご了承ください。

※『White Dwarf』は英語版のみです。

White Dwarf Issue 520*

2026年最初の『White Dwarf』がやってくる! 今号ではウォーハンマー40,000の『五百惑星:タイタス』に焦点を当てているぞ。ミニチュアの紹介に加えて、新たなサプリメントについての議論が掲載されているほか、タイタスや彼の仲間、ネクロソール・アメンター、ク=タン・シャード“夜をもたらす者”について迫る、デザイナーのインタビューが収録されているぞ。

また、翡翠大修道院の背景について深掘りした内容や、『ウォーハンマー・クエスト:ダークウォーター』の悪党たちをペイントする上でのコツ、そしてウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマーで使用できる、極めて悍ましいナーグルの特殊地形の組み立て方法も学ぶことができる。さらに、シルバースカルに関連するアーミーショウケースやシャイシュをテーマにしたエイジ・オヴ・シグマーのミニチュアコレクションなど、さらなる内容がたくさん詰まっているので、お楽しみに!

※日本、オーストラリア、ニュージーランドでは、この製品の発売が延期されました。

※Black Libraryの製品は英語版のみです。

Verminslayer

グューランの中心部に位置するグレイウォーター砦には工業地帯が広がり、その工場や金属工事が空気中にすすや汚染物質を排出している。この地帯はドレッドウッドのシルヴァネスによる度重なる襲撃に悩まされており、その通りは危険に満ちている。この悲惨な状況の中、ゴトレック・グルニソンが姿を現した。不足しているファイアスレイヤーのルーンを探し求めていた彼であったが、ルーンの代わりに都市の奥深くで見つけたのは、恐ろしい何かを組み立てている、スケイヴンの大群であった。

David Guymerによる『Verminslayer』がソフトカバー版で帰ってくる! 土曜日から予約販売が開始されるぞ。

Grombrindal: Ancestor’s Burden

Chris Thurstenによる『Grombrindal: Ancestor’s Burden』⭐︎⭐︎でドゥアーディンのさらなる武勇伝を楽しめる。このアンソロジーには、6篇の短編小説のほかに『The Maker’s Promise』が収録されている。『The Maker’s Promise』では、グロムブリンダルと誓いを破りし者たち——仲間の一人を苛む古代の呪いを解く方法を探し求めているドゥアーディン一行の物語を描いている。

この書籍(ソフトカバー)は土曜日から予約注文が可能だ。

Dropsite Massacre (フランス語版)

三つの兵団を崩壊させ、ホルスが地球(テラ)に足を進められるきっかけとなった出来事をフランス語で楽しめる! John Frenchによる『Dropsite Massacre』では、The Horus Heresyにおける最も悪名高い裏切り行為を新たな視点から見ることができるぞ。暗黒の時代の極めて重要な出来事を別視点から語るこの小説(フランス語版)のeBook版は来週の金曜日から、ソフトカバー版は来週の土曜日から発売だ。

今週のWarhammer TVは内容が盛りだくさん! 『ブラックタロン』のシーズン2の最終エピソードが公開され、物語は劇的な結末を迎える。2025年の年末スペシャルとして、ウォーハンマークイズ番組『Brainboyz』では2チームが対決する特別エピソードを公開するぞ。

『Citadel Colour Masterclass』では、エドが、外套や旗の細部にある模様やロゴを塗るときによく使える、金属っぽくない金色の塗り方を教えてくれるぞ。これでその細部はより華やかな見た目になるだろう。『Loremasters』では、アレックスがスキタリについて調べてみた。特に。彼らがThe Horus Heresyにおいてどのように機能していたのかに焦点を当てているぞ。

来週のWarhammer Communityでは、『White Dwarf』の520号や、新たなマゴットキン・オヴ・ナーグルのルール、最も素晴らしいウォーハンマーミニチュアの紹介をしていくぞ。また、2025年のBlack Libraryの書籍も振り返るのでお楽しみに。良いお年を!