破滅の刻に呼応して、オシアーク・ボーンリーパーのモーティザン達は、骨税をコツコツと徴収している。凄惨にして壮麗な、新型の骸骨兵や骸骨兵器を矢継ぎ早に生み出し、骨税は疑うべきもなく、さらにはスケイヴン・タイドを食い止めるためだ。ナガッシュの計画は〈偉大なる角もつ鼠〉に最低二回以上阻止されていた。“不死者の至高なる主”たるナガッシュであっても、堪えられるものではない。
リージュ=カヴァロス(ウォーチャリオット騎乗)
モーティザンの骨加工技術は驚嘆に値し、新しい、邪悪なウォーチャリオットを作る上で存分に発揮された。当初、高機動兵器のアイデアを嘲笑していたリージュ=カヴァロス達自身を素材として組み上げられたのがこのチャリオットだ。

オシアーク・ウォーチャリオットは、敵を轢き倒すために轟音とともに戦場へと突入するだけでなく、リージュ=カヴァロスが戦況を観察するための、有効な足場となる。戦術の達人は戦場を駆け巡り、攻撃を器用にかわしながら、友軍のチャリオットに破壊的な連携突撃を敢行させる。

この新キットは、骨からなる軍馬が牽く、カヴァロス・ウォーチャリオットに組み替えることもできる。チャリオットを牽く他陣営の生き物とは異なり、この軍馬は主に絶対服従だ。血と肉からなる軍馬ではパニックを起こすような機動でさえ、平然と遂行できる。この軍馬は、ルミネス・レルムロードの速度に対抗して造られており、破壊的突進から逃げ惑うテクリスの子供たちの姿を愉悦のまま眺めるカタクロス。その姿がまぶたの裏に浮かんでくる。
リージュ=モーテク

リージュ=カヴァロスの補佐を務めているのがリージュ=モーテクだ。ヘカトス・アンダーリングより多くの兵士を指揮する彼らの担当は、戦場での即興的な戦術判断だ。リージュ=カヴァロスが大局的な戦略を描く中、彼はその補佐役として、戦争全体の足並みが揃うよう調整を行う。

スケイヴンの脅威によって生み出される幾つもの戦線により、定命の部隊が限界を超えて引き延ばされることも多い。しかし、オシアークの回答は単純なものだった。数世紀に及ぶ兵法が刻み込まれた補助の指揮官を、必要なだけ組み上げる。ただそれだけだ。
戦闘では、鳥型の使い魔が中継役を果たし、指揮官に戦局を知らせ続ける。リージュ=モーテクには、長槍、剣、斧の武器と、三種の頭パーツが同梱されている。でも、三種類もバージョンがあるなら、モーテク・ガードやモーテク・クロウラーと並ぶ、第三のモーテクユニットがあったっていいだろう。そうは思わないか……?
モーテク・トライアクス
長年にわたりカタクロスは、従者たちの嘆願をただ黙って聞き続けた。そしてついに、カイナンの収穫隊のモーテク・ガードのような射手を造ることに、渋々ながらも同意した。モーテク・トライアクスは、オシアーク帝国の射撃部隊、その第二世代目だ。カタクロスは、小規模な部隊で試験運用されていた初期案に不満を抱き、試作品の修正と再提出をオシフェクターに命じた。常軌を逸した管理者さながらに、より残酷で効率的な設計を追い求めたのである*。
*その気質が、主であるナガッシュ譲りなのは間違いない。
一方の眼窩は骨によって塞がれ、もう一方には縦に連なる複数の目が並ぶ。そして、ソウルメイソンの手で力を注ぎ込まれた、特製の第三の目を持ち、言うまでもなく、強力な骨製の弓も備えている。トライアクスは新しい次元をオシアークに追加した、と言っても過言ではないだろう。第三の目は敵の霊的オーラを視認することができ、敵が遮蔽物から身を出す前から、狙いを定めることを可能としている。私たちからすれば、反則級の能力に聞こえるな。それぞれの部隊には、“霊炎の火鉢”と呼ばれる三本足の燃える火鉢が随行していて、トライアクスは魂のエッセンスを穂先に宿らせる。燃え盛る斉射が仲間を焼く様を目にした敵の心は、根源的な恐怖によって飲み込まれていく。
モーティス・リーパー
暗殺者達はひときわ目を引く外套に身を包み、滲み出るように姿を現す。新しくオシアーク・ボーンリーパーに追加された戦闘教義最後の精鋭、それがモーティス・リーパーだ。この暗殺者達は敵陣の背後に忍び込み、将軍や魔術師、神官をはじめとした、正面戦闘を嫌う者たちを抹殺する専門家だ。この戦法は、カタクロス好みの、戦術的アドバンテージを突きつけるやり方とは対照的だ。だがスケイヴンをはじめ、リーダーが臆病者かつ数も多い手合いには、徹底的な間引きを選択するのもやむを得まい。
各々が携える“死櫃”(しびつ)は、ナガッシュが戯れに実験していた装置で、シャイシュの古代死都で長いこと埃を被っていた。“死櫃”は粉砕された瞬間、墓砂の雲を放つ。その雲に触れた肉体は急速に干からび、後には骨だけが残る。見方を変えれば、骨税の前払いとも言えるか。一つに統合された精神で命令を共有しており、モーティス・リーパーの部隊は恐るべきまでの同調性を発揮する。それは、仲間であるオシアークさえも動揺させるもので、生者にとっては正に悪夢だ。
バトルトーム:オシアーク・ボーンリーパー
今回紹介した新しいユニットと英雄の使い方は、『バトルトーム:オシアーク・ボーンリーパー』に収録されている。無数の将軍たちの知の神髄を授ける、とはいかない——さすがに、我々の執筆陣にも限界はある——が、新しい戦術、戦略の知見を大きく広げてくれること間違いなしだ。

バトルトームには、オシアーク帝国と不死の軍勢の物語や歴史、そして見事なイラスト、ミニチュアの写真集が収録されている。オシアーク・ボーンリーパーは戦闘特性も更新されていて、 『無慈悲なる規律』が再開発された。戦場のヒーローが、さまざまなアビリティで使用できるポイントを生み出すようになる。カタクロスは10ポイント、リージュ=モーテクは5ポイントを生成し、追加のポイントを消費することで、一部の能力はさらに強化される。また詳しいことは、リリース日が近づいたらWarhammer Communityにてお知らせする予定だ。
さらに、収録されている2種の名高き軍勢のうち一つは、騎兵・戦車特化の“オシアの一番槍”で、他にも2つの名高き連隊、新しいスピアヘッド、そして〈昇化の金床〉を含む栄光への道ルールが用意されている。これにより、モーティザンとして、自分だけの骨の監督者を作り上げることができる。また、gamer’s edition、ウォースクロール・カード、ダイスも登場予定だ**。
**本当に拳骨から作られたわけじゃないよ。
バトルフォース:ナル・ミリアッドの密集陣

新たなバトルトームとミニチュアの発売に合わせて、大隊のボックスセットも登場する。骨の戦力を厳選して組み上げた強力な軍勢であり、“聖晩餐の御使”黒のアーカンが彼らを束ね上げる。彼のもとには、モーティザン・ソウルメイソン1体と、モルガスト・ハービンジャーに組み換え可能な、モルガスト・アルカイ4体、モーテク・ガード20体が集う。骨税を刈り取る部隊を始めるのに、ピッタリなセットとなっている。
スピアヘッド:カヴァロス・ヴァンガード

オシアーク・ボーンリーパーに新登場の『スピアヘッド:カヴァロス・ヴァンガード』で、俊敏なテラティック・コホートで敵を釘づけにして、その隙に騎兵突撃を叩き込んでやれ。リージュ・カヴァロスと2部隊のカヴァロス・デスライダーが主要なダメージディーラーだ。一方テラティック・コホートは、目標を確保し、敵軍を主人の蹄の下へと誘導するぞ。
名高き連隊:骨税の先触れ

バトルトームに収録される2種の名高き連隊のうち一つ、“骨税の先触れ”は、初回リリースと同時に購入可能になる。この小さき部隊を率いるのは”骨税長官”ヴォクモーティアン。ナガッシュの家臣に同行し、骨税の滞りない支払いのため、彼らの助力の重要性を叩き込む。ナガッシュの使者の任務遂行が妨げられることのないように、精鋭のイモーティス・ガード3体と、モーテク・ガード10体が同行している。
以上、骨ネタの寒いギャグを一切言わずにお届けした、オシアーク・ボーンリーパーの告知だった。これはもう、自画自賛して思いっきり自分を褒めてやっても罰は当たらないだろう。他の最高な発表は、下のボタンをチェックしよう。




















