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サンデー・プレビュー — 利益を守れ

今回紹介するニュースは、ウォーハンマー40,000のファンにとっては大注目の内容だ。なんと4つの陣営に関する新情報が到着したぞ! 特に、戻ってきたリーグ・オヴ・ヴォータンには目が離せない。8種類の新たなデータシートや、6種類のプラスチック製キットの新ボックスがやってくる。

さらに、The Old Worldからもメタル製の受注生産品が登場する。Bretonniaの3つの歩兵ユニットが9日間限定で戻ってくる。

コデックス:リーグ・オヴ・ヴォータン

リーグ・オヴ・ヴォータンが素晴らしい新コデックスとともに戻ってきた。通常版とCollector’s Editionの両方が登場する。

このコデックス(全144ページ)には、生粋のキンに関する情報に加えて、アイアンキンの仲間たちについても記載されている。21種類のデータシートと5つのデタッチメントに加え、新たなアーミー・ルールである「効率的な優先順位」も含まれているぞ。このルールでは、ユニットは作戦目標を確保することで「利益ポイント」を獲得し、戦闘に役立つ強力なボーナスを得ることができる。

ほかにも、新たなコンバットパトロール“破滅種屠りの堡塁”や、包括的なクルセイド・ルール、ペイントガイド、ミニチュアの写真の数々が収録されている。さらに、銀河でもいまだ謎に包まれたこの陣営に関する、まったく新しい伝承もたくさん掲載されているぞ。

Collector’s Editionのコデックスは、特別なカバーアートがあしらわれた柔らかい手触りの表紙、黒いリボンのしおり、ティール色で彩られたディテールやページの縁取りが特徴の豪華仕様となっている。

ブーリ・イーグニルセン

リーグ・オヴ・ヴォータンが数年前に銀河に戻ってくる前、この陣営の者たちは皆、群巣艦隊リヴァイアサンに喰らい尽くされたと思われていた。かれらの絶滅に関する噂は誇張されたものであったことが判明したが、〈大いなる貪るもの〉が何も貪らなかったわけではない……。ブーリ・イーグニルセンは、エンバーグ=イグニール連合の唯一の生存者だ。怒りに満ちた彼は、連盟を行き来しながら、傷を負った制裁者として消えることなき脅威に立ち向かう。

新キャラクターのブーリは、“破滅”と名付けられた独特なダークスター・グレイブを装備している。白兵戦では、【攻撃回数】5【攻撃力】12、または【攻撃回数】10【攻撃力】6の攻撃を繰り出すことが可能だ。「単独工作員」のアビリティを持つ彼は、バトル中1回のみ、ロール結果が2+であれば、死から蘇ることができる。

アーカニスト・エヴァリュエイター

アーカニストは、科学ギルドの中でも特に気の狂った者だ。技師かつ実験者であるかれらは、実験用の武器を戦場に持ち込む。アーカニストが装備するトランスマター・インバーターには、3つの恐ろしい発射モードが備わっている。敵だけでなく、使用者さえも危険にさらしてしまうものであるが、正しく機能したときの威力は凄まじい。このキットには、ヘルメットの有無を選択できる頭部のオプションが2個付属している。

メムニル・ストラテジスト

君がいくら先手を打とうとも、メムニル・ストラテジストはその一歩、二歩先を行っているだろう。この金属製の首謀者は、今回はじめて登場するアイアンキンのキャラクターだ(火星には秘密にしておいてほしいが……)。戦術の天才であり、戦いでは常に相手の一歩先を行く。彼の電子計算能力はただでさえも素晴らしいが、その能力はコグニタール・マントルによってさらに高められ、より恐ろしい配列データを処理するのである。

メムニルはアイアンキン・スティールジャックのユニットに合流することができ、ポイントを消費することなく「警戒射撃」や「英雄的介入」を行える。「利益ポイント」を処理する際にも役立つだろう。

クトーニアン・アースシェイカー

傭兵誓約団の上半身裸の強襲部隊、クトーニア採鉱ギルドは君も知っているだろう。そんな筋骨隆々の二頭筋を持つベセルクに、用心深い仲間が数人加わった。ある程度の分別は持ち合わせているらしく、この仲間たちは上半身裸ではなく、タンクトップの装甲を着用しているぞ。アースシェイカーを扱うかれらは、2種類の弾薬を使って地中砲撃を繰り出す。プラズマ兵器を持っている兵もいるため、くれぐれも変な行動は取らないように……。

このボックスには、2基のアースシェイカーが同梱されている。各弾薬を表現した銃身のオプションが2個と、組み換え可能なベースのパーツも付属しているぞ。さらに、アースシェイカーを操作する兵の頭部、胴体、左腕も組み換え可能。アイアンキンが持つ弾薬の種類も取り替えることができる。ボックスには、555個のデカールを含む、リーグ・オヴ・ヴォータン用のデカールシートが1枚同梱されている。

アイアンキン・スティールジャック

アイアンキン・スティールジャックは、帝国技術局が警告した邪狡知能だ。長身のかれらは、見本のような卓越した戦闘技術を持ち、戦線を支えたり、突破口に突き進んだりする役割を担う。アイアンキン・スティールジャックは、【防御力】2+に加え、「獲物定めの紋章」を持つ。この「獲物定めの紋章」を装備することで、作戦目標にいる敵を攻撃した際に[精密攻撃]を得ることができるぞ。さらにこの兵には、ヘヴィ・ヴォルカナイト・ディスインテグレイターか、オートク型ボルターとプラズマソードを装備させることができる。どんな戦闘にも適したスティールジャックを戦場に展開できるだろう。

ボックスには3体のスティールジャックのほかに、どちらの装備にも対応できるよう、十分な数の腕部が付属している。このスティールジャックのうち1体は、ゼインとして組み立てることが可能だ。3体とも、プラズマソードをコンカッション・ガントレットに交換できる。

カプリカス

カプリカスは頑丈な軽車両だ。これを使用するのは、たくましいヘルンキン。かれらは勇猛な特殊部隊であり、最も興味をそそる戦利品を求め、仲間を先回りして偵察を行う。このミニチュアには、カプリクス・ディフェンダーとカプリカス・キャリアーの2種類の組み立てオプションがある。ディフェンダーには、ツイン・マグナコイル・オートキャノンに加え、砲塔にマグナレールキャノンまたはハイラス・ロータリーキャノンが搭載されている。一方キャリアーは、5体のヘルンキン・イェーギルを輸送でき、搭載されたマグナコイル・オートキャノンで火力支援を行うことも可能だ。

このキットには、2つの種類から選べる砲塔オプションが3個付いているほか、アイアンキンの頭部2個を含む、取り替え可能な頭部が6個付属している。また、555個のデカールを含む、リーグ・オヴ・ヴォータン用のデカールシートも同梱されているぞ。

コンバットパトロール:リーグ・オヴ・ヴォータン

“破滅種屠りの堡塁”は、ウォーハンマー40,000の新しいコンバットパトロールだ。小規模なゲームモードに使用できる完全版の軍勢であるだけでなく、新しいアーミープロジェクトの中核にもなるだろう。アインヒル・チャンピオンであるヴィン・ベインスレイヤーは、アインヒル・ハースガード5体、ブロキール・サンダーキン3体、ハースキン・ウォリアー10体で構成される、打撃力に長けた歩兵部隊を率いる。コンバットパトロールでは、それぞれのユニットを特定の仕様に組み立てなければならないが、かれらにはさまざまな装備品や装飾のオプションが付いているのがポイントだ。セットには、555個のデカールを含むデカールシートが2枚付属している。

リーグ・オヴ・ヴォータンのダイスとデータカード

ダイス16個セットと、参照用データカード26枚のパックも登場するぞ。このオプションアイテムを手に入れて、君の誓約団を完成させよう。ダイスは海のような緑色で彩られており、6の目には陣営の紋章が描かれているのがポイントだ。カードパックには、陣営の全データシート(コンバットパトロールを含む)とアーミー・ルールが記載されている。

ヴァルカン・ヘスタン

〈工炉の父〉は、総主長の武具をいまだ探し続けている。この迫力ある新ミニチュアは、ボルトピストル、“炉の篭手”、“ヴァルカンの槍”を装備しており、アサルト・インターセッサー・スカッド、カンパニー・ヒーロー、インフェルヌス・スカッド、タクティカル・スカッドに合流することができる。ポーズは1種類だが、頭部には2個のオプションがあり、ヘルメットの有無が選択可能だ。

コンバットパトロール:サラマンダー

“火砕強襲部隊”は、サラマンダーの新しいコンバットパトロールである。ウォーハンマー40,000の小規模なゲームモードに使用できる完全版の軍勢であるだけでなく、より大きなユニットをスタートさせるのにもぴったりだ。アドラックス・アガトン、インヴェイダーATV1体、エラディケイター3体、アサルト・インターセッサー5体、インフェルヌス・マリーン10体で戦いに挑もう! コンバットパトロールには決まった組み立て方があるものの、これらのユニットの多くには装飾オプションや、さまざまな装備品が付属している。

サラマンダーのダイスセット

16個のダイスが入ったこのセットで、サラマンダーへの忠誠心を示そう! 黄色で彩られたダイスの目はそれぞれ黒色で描かれており、6の目には戦団の紋章が付いている。

ワールドイーター・スローターバウンド

今回はじめてスローターバウンドのミニチュアが単体で登場する。彼は、ワールドイーターの高貴なる筆頭戦士であり、筋骨隆々の殺人兵器だ。憑依したブラッドサースター(究極の能力強化薬物とも言える)により、理想の体を手に入れた。エイトバウンドとエグザルテッド・エイトバウンドのユニットを率いるこのスローターバウンドは、すでに不安定なこの兵たちを狂乱状態に陥れ、各ターンでそのうち1体を死から蘇らせることが可能だ。

このミニチュアには、頭部のオプションが2個と、装甲にオプションで付けられるコーンの紋章が1個付属している。

デスガード・ロード・オヴ・ポクス

ロード・オヴ・ポクスは、今回別途登場することになった、渾沌のもう一人の偉大なる筆頭戦士。だがコーンの筋骨隆々の筆頭戦士とは異なり、彼は自身の体の状態などまったく気にしていないようだ。ロード・オヴ・ポクスは、自身や仲間のプレーグマリーンのユニット周辺におぞましい瘴気を放つためだけに、装甲をまとっているのである。

ウォーハンマー記念シリーズ:中隊長ケントス

世界中のウォーハンマーストアの節目を記念として、中隊長ケントスが戻ってきた! このミニチュアにはポーズのバリエーションはないが、頭部オプションが2個付属しているぞ。写真ではウルトラマリーンとしてペイントされているが、君が好きなスペースマリーン戦団の配色で塗ることもできる。

中隊長ケントスは、ウォーハンマーストアでのみ購入可能だ。発売は8月9日を予定している。在庫がなくなり次第終了となるのでお見逃しなく。

※Warhammer: The Old Worldの製品は英語版のみです。

Kingdom of Bretonnia(受注生産)

Settraの止まることなき進軍により対抗するため、Kingdom of Bretonniaの軍勢に歴戦の援軍が加勢する! 今回、90年代半ばに登場したメタル製ミニチュアのセットが6個、受注生産で再登場を果たす。

※これらのミニチュアは、8月9日日本時間午前10時から8月18日の日本時間16時まで注文可能です。受注生産品であるため、到着まで最大180日かかることがあります。あらかじめご了承ください。

6体のPeasant Bowmenには3体のPeasant Bowmen Commandが加わり、6体のMen-at-Arms with Spearsは3体のMen-at-Arms with Spears Commandに率いられる。さらに、6体のMen-at-Arms with Halberds(3体のミニチュアが2体ずつ)と、3体のMen-at-Arms with Halberds Commandも登場するぞ。Command Groupsには紙製の戦旗が付属しているほか、すべてのMen-at-Armsには歴戦の戦士の盾がついたランナーが1枚、または2枚付いている。

※Black Libraryの製品は英語版のみです。

The Lords of Silence(挿絵および注釈付)

銀河に変化が訪れた。渾沌の軍勢が闇に包まれし〈帝国〉に進軍する。その中には疫病の神に仕えるデスガードもいたが、過去の影がこの大逆者たちを悩ませていた。Chris Wraightの壮大な小説が、挿絵と注釈付きの新エディションで再登場するぞ。新しい挿絵や著者のコメント、後書きが収録されている。

The High Kâhl’s Oath(英語、フランス語、ドイツ語版ソフトカバー)

ミルトン・ダマーゴットは、エターナル・スターフォージの閥族に属するヘルンキン・プロスペクトの指揮官だ。銀河で繰り広げられている終わりなき紛争を利用し、不要な責任を負うことなく、冒険に溢れた生活を送っている。しかし、閥族の要塞船からやってきた使者の伝言により、彼女の知識がすべて覆された。ミルトンとその仲間たちは想像を絶する危険の中に飛び込み、謎めいた豪華な戦利品を守る古代の恐ろしい敵と対立することとなる。

Gav Thorpeによるリーグ・オヴ・ヴォータンの壮大な小説の第1弾が登場する。英語、フランス語、ドイツ語版のソフトカバーと、フランス語とドイツ語版のeBookが購入可能となるぞ。

Final Deployment  (ソフトカバー、eBook、MP3)

無慈悲なテンペスター・トラキセルに率いられたサイオン・オヴ・ファースト・エラディカントの分隊が、惑星規模で繰り広げられている内乱に到着した。過去に苦しむコミッサーと合流した彼らは、〈帝国〉の暗黒時代からの敵と対峙するのだが、トラキセルの精神が崩壊し、惑星全体が危険にさらされてしまう。惑星リリスで、トラキセルは自身を打ち砕いた敵に立ち向かうのであった……。RS Wiltによる壮大な小説が、ソフトカバー、eBook、MP3で登場する。

Deathworlder(フランス語版ソフトカバー、eBook)

“大いなる貪るもの”の閉ざされゆく口の中にに囚われた惑星で、カタチアン第903部隊のウルフ・カーン少佐が絶望的な最終任務を受け取った。この任務を行えば、彼女の仲間はティラニッドがもたらす脅威の中心部へと赴くことになるだろう。Victoria Haywardによる小説が、フランス語版のソフトカバーとeBookで登場する。

TOMY制作

ネクロン・スカラベのぬいぐるみ

かつて銀河を支配していた異種族の王朝の気まぐれに、何も考えずに従っていた古代のドローン。これほど可愛いらしいものがあるだろうか? そのドローンが今回、愛らしいぬいぐるみとなって登場する。このウォーハンマーのぬいぐるみは、TOMYによる最新のライセンス商品であり、近々発売予定だ。君の命令に従ってくれること間違いない。

今週のWarhammer+には3つの番組が登場する。『Questing Nights』では、ウォーハンマー・クエストを象徴するキャンペーンを締めくくる。塔で繰り広げられるケイオスソーサラーとの最終決着の行方をお楽しみに。『Deep Strike』では、AlexがBulwarkのチームと対談し、大ヒットしたビデオゲーム『メカニカス』について話を聞いた。さらに、続編の注目ポイントについても紹介するぞ。『Painting Desk』では、ヘヴィメタルチームのKieranが、The Old WorldのBretonniaのコレクションを披露してくれた。

※『Questing Nights』『Deep Strike』『Painting Desk』の視聴は英語のみです。

Warhammer Communityでは、リーグ・オヴ・ヴォータンを特集する予定だ。Middle-earth™ Strategy Battle Gameのファンにもお楽しみがあるのでお見逃しなく!