ヒューロン・ブラックハートは、息をのむほどに精緻なミニチュアとして、クリスマスの日に堂々たる帰還を果たした。その姿に、Warhammer Communityもすっかり海賊気分に染まっている。帝国宙域の彼方へ略奪に乗り出すとき、共に事を運ぶ相手としてこれ以上の存在はない——それが悪名高きレッドコルセアだ。
船長の真価は、その旗のもとに集う配下によって測られる。音ヒューロンほどの伝説的存在であれば、その名を耳にしただけで震え上がる略奪者たちを従えていて然るべきだ——それこそが、〈渦〉の支配者と呼ばれる者たちだ。
ヒューロン・ブラックハートとその旗下に集う〈渦〉の支配者たち

古参の配下たちと新たに頭角を現した凶星たち——ブラックハートの脇を固めるのは、彼の私掠帝国各地から集った強者たちだ。その威容たるや凄まじいが、それ以上に際立つのが凶暴さである。そのうち三名は、バダブ戦役の陰惨たる日々から名を馳せた者たちだ。すなわち、かつてアストラル・クロウ戦団で主席医術官であった、“死体守”ガレオン。エクセキューショナー戦団を自出とする冷酷無比な“処刑人”、カタール・ゲリクス。さらに、マンティスウォリアー戦団に連なる過去を持ち、策謀に長けた恐るべきソーサラー、ガーロン・ソウルイーターだ。この者たちはいずれも、ヒューロンと共に〈渦〉へと逃れ、今ではヒューロンの苛烈な略奪に加担し、その圧倒的な力を振るっている。
さらに注目すべき存在は、常人たる身でありながら、比類なき功績と邪悪な才覚によってブラッドリーヴァーの信頼を勝ち得てきた者たちだ。艦長サルゴッタは、レッドコルセア艦隊随一の操艦長であり、数々の艦隊戦勝利をもたらした立役者でもある。もっとも、彼女自身は、指揮下にひしめく海賊の戦将たちを、嫌悪と侮蔑の念をもって見下しているのだが。
最後に紹介するのは、“執行者”という名のみで知られるタラリアンの賞金稼ぎだ。彼女の真の名を気に留める者はほとんどおらず、それを口にする者となれば、なおさら稀だ。彼女は、レッドコルセアの支配者に背き、然るべき死を選ばず逃亡を図った卑怯者どもを、執拗に追い詰める。彼女の異名が口にされるだけで、反抗的な傭兵どもでさえ縮み上がる。そして執行者自身が動く価値すらない相手には、彼女に隷属するバルゲーシがそのような者どもを血みどろの肉片へと変える。
ヒューロン・ブラックハートと〈渦〉の支配者たちは、衰退しつつある帝国から、奪えるものはすべて奪い尽くさんとして動き出した。だが、彼ら単独でそれを成すわけではない。その背後には、レッドコルセアの凶暴な戦力が控えているのだ。新たに登場するバトルフォースボックスでその姿を現す。

『渦の支配者』バトルフォースは、新規モデルと既存モデルを織り交ぜたミニチュアで編成されており、その中核をなすのは、レッドコルセア・レイダーとリーヴキャプテンだ。
レッドコルセア・レイダー
レッドコルセア・レイダーは、完全新規のプラスチックキットであり、これまであまり描かれることがなかった渾沌の別の側面に光を当てる。そこにはデーモンや突然変異の姿はなく、描かれるのは、暗黒神の恩寵に頼ることなく帝国に反旗を翻したスペースマリーンたちだ。この者たちの装備は、旧世代の装甲と現行の帝国兵器が混在する、多彩な構成となっている。
これらの背信者たちは、〈戦闘者〉の規律や迷信という束縛から解放された、本能の赴くままに戦う凶暴な戦士である。彼らは先鋒として前線目標を制圧した後、刃とボルト弾の嵐とともに敵陣へとなだれ込む。
リーヴキャプテン
癖の強い略奪団を束ねるには、強烈なカリスマと、底知れぬ残忍さが求められる。そしてリーヴキャプテンほどその資質を体現する者は、他にいない。背信したスペースマリーンの乗員を、鉄の掟をもって押さえつけるには、自らが比類なき戦士であると同時に、苛烈な統率者であらねばならない。そして最も成功した者は悪名高い海賊の船長となるのだ。

キットに編成されているレッドコルセア・レイダー10体は、アーミー編成の中核となり得る、汎用性の高いユニットだ。さらに『渦の支配者』ボックスには彼らを支援する部隊が数多く同梱されている。ケイオス・スペースマリーンの歩兵戦力の主軸であるレギオナリー10体、ターミネーター5体、トレイター・ガーズマン10体に加え、レッドコルセア用の新規アップグレードとデカールシートが付いてくる。
レッドコルセア・アップグレード
本セットには、同梱のレギオナリーおよびターミネーター全員分の肩甲に加え、複数の頭部オプションや、弾薬帯や戦利品といったアクセサリーが収録されており、より海賊らしい風貌を与えることができる。さらに、ビークルや追加ユニットを加えて軍勢を拡張する際には、248点のデカールを収録したシート2枚を用い、分隊章や撃破数、レッドコルセアの戦団章を各ユニットに施し、意匠を統一できるぞ。

レッドコルセアらしさを色濃く反映した略奪艦隊として軍勢を運用するためのルールは、『メイルシュトローム: 暴君の根城』に収録される予定だ。我々も、ウォーハンマー商船隊が略奪可能な距離へと近づき次第、その一冊を手に入れて中身を確認するつもりでいる。それまでは、目立たぬよう潜伏を続け、本日の他の新情報にも目を通してほしい。



























