今こそ、剣を手に取り、友人たちと結束して、新たな協力型のダンジョン攻略ゲーム『ウォーハンマー・クエスト:ダークウォーター』で疫病の神ナーグルの軍勢に立ち向かおう。
邪悪な存在が、グューランで腐敗をもたらしている。悲痛の貴公子たるディーモンプリンスのゲルガス・パストが、翡翠修道院の廃墟を手にしようとしていた。そこには“久遠の女王”アラリエールに繋がる恵み深い生命エネルギーの泉、“常春の泉”の水源が眠っている。多様な英雄たちの一団だけが、迷宮のごとき修道院へと足を進め、その穢れを阻止することのできる能力と決意を持っている。
エイジ・オヴ・シグマーの世界を舞台とした『ウォーハンマー・クエスト:ダークウォーター』は、スリル溢れる協力型のダンジョン攻略ゲームだ。このゲームは1〜4人のプレイヤーで、何度でも楽しめる仕様になっている。まずはヒーローを1体選び、選んだシナリオに合った平置き型のマップブック(全38ページ)のページを開く。それからミニチュア、カード、ダイスを使って“常春の泉”の運命をかけた戦闘を繰り広げられるぞ。

この新たなウォーハンマー・クエストは、すぐに学べて簡単にプレイできる。友人や家族とともにゲームを楽しむのにぴったりだ。このゲームでは、自分のヒーローを選んでナーグルの忌々しい従者たちを相手に小規模戦闘(スカーミッシュ)を繰り広げる。所要時間は約30分とちょうどいい規模であるため、何回でも繰り返しプレイしたくなること間違いなし。だが、何度もプレイするのであれば、キャンペーンを試してみることをおすすめしよう。全物語を通して数日(約10〜14時間)かけてプレイするゲームだ。つまめるお菓子があれば、1つの長時間セッションとしてプレイすることもできるだろう。より手応えのあるゲームをプレイしたい君には理想的だ。
それらのキャンペーンは、スリルあふれる3つの章から構成されている。舞台は翡翠修道院の汚染された廃墟だ。複数のシナリオに沿ってプレイする中で新たなヒーローや褒賞を解放していき、最終的には悍ましい力を持つゲルガス・パストに戦いを挑むことができる。勝利が約束されているわけではないが、キャンペーンは再度プレイできるようになっているため、敗北に屈することはない! ゲームには全カードの一部しか使わないため、プレイするたびにヒーローやエンカウント、イベントや褒賞がユニークに組み合わさるぞ。
ミニチュアを紹介しよう!
たくさんの素晴らしいミニチュアがなければウォーハンマー・クエストは成り立たない。『ダークウォーター』には、49体のプラスチック製プッシュフィット式ミニチュアが含まれているぞ。7体のまったく異なる勇猛なヒーローたちは、興味深い背景やクエストと相性の良い独自の力を持っている。
エドマーク・ヴァロラン、ブレン・タイリス、イナーラ・サイオン、ドロルフ・アイアンヘッド
まずは、Warhammer Communityで最近見たであろう英雄たちについて紹介しよう。“マンティコアの騎士”エドマーク・ヴァロランは、ハンマーハル・アキュシャの全軍勢の中で最も偉大な定命の戦士の一人だ。“まつろわぬ聖者”ブレン・タイリスは、恐るべき傭兵である。彼女の先祖は翡翠修道院においてパストによる最初の襲撃で命を落とした伝説の英雄であった。
“浄化の剣”イナーラ・サイオンは、翡翠の円環団の生き残りであり、彼女の命令によって敵に襲いかかる“常春の泉”から汲んだ水を持ち歩いている。一方、“歴戦の探検家”ドロルフ・アイアンヘッドは、根っからのサバイバーであり、はるか昔に修道院を守るべく戦った自身の氏族との誓いを果たすために戦いを繰り広げる。
これら4体が、君が初めにプレイできる中核的存在のヒーローたちだ。だが、ゲームをプレイする中でその他3体のヒーローも登場するぞ!
ケルサノール、ドラッシャー・ヴォルン、ジェイコバス・ヴァイン
致命的な威力を持った弓を駆使する公子ケルサノールは、狩猟神クルノスを崇拝する遊牧氏族の一員である。彼は、地位を確立するべくゲルガス・パストを打ち倒したいという燃え盛る欲望に駆られている。
ガウルには、姿を変えることのできる戦士たちからなる戦部族が存在し、その者たちは“獣の創造主”と呼ばれる“久遠の女王”の一側面を信仰している。この部族の族長こそがドラッシャー・ヴォルンだ。彼は、その変異の呪いから自身の部族を救うべく出立した。
最後に紹介するヒーローは、ジェイコバス・ヴァインだ。“翡翠魔導師”である彼は、破壊と腐敗の存在との対峙に尽力している。彼とともに旅をするのは、精霊フクロウと“ウィスパー”と名付けた狐のような森の精。かれらについては後日解説しよう。
崇高なクエストには、邪悪な悪党の面々がつきものだ。悪臭を放つ腐敗した一団、悪疫の父の落とし子たちを紹介しよう。
魔将ゲルガス・パスト、“嚢胞魔女”ベルガ、“獄門主”ムルゴス、呪術師ファウルフーフ
悲痛の貴公子こと魔将ゲルガス・パストは、肉体と疫病の巨大な塊だ。かつて聖職者であったにも関わらず、彼は力への渇望から堕落してしまった。疫病の神ナーグルに魂を売り渡し、定命の者たちよりもはるかに強大な力を授かったパストは、今やナーグルに恩返しをするべく“常春の泉”を蝕み、グューランの支配をめぐる戦闘においてアラリエールに野蛮な一撃を喰らわせようとしていた。
彼に随行するのは“嚢胞魔女”ベルガと“獄門主”ムルゴス、呪術師ファウルフーフだ。ベルガは、変貌を遂げた己の醜悪な形態に堪えきれず狂気に駆られている、翡翠大修道院のかつての高位神官である。“獄門主”ムルゴスは、美を破壊することと気取った英雄たちの魂を破壊することに悦びを感じる忠実なるパストの手下。そして廃墟に潜む腐敗に身を捧げるビーストマン、呪術師ファウルフーフは、“群れなす蝿”として知られているペスティゴウルの群れを率いている。これらの邪悪な魂を持つ者たちは、それぞれが手下の軍勢を率いており、我らが英雄たちはその悪党どもを相手に勝利を手にしなければならない。
キャンカーボーン

キャンカーボーンは、土地そのものに忌まわしい暴力が加えられると生み出される珍しいディーモンである。プレーグベアラーよりも体長が二倍近くあるこの生き物たちは、荒れた大地から這い出てくる。皮革質の肌と汚物で固まった岩のような外殻により、かれらは極めて頑強であり、その存在によってすぐさま周囲は腐敗することとなるだろう。
ブライト・テンプラー

ナーグルの強大な定命の戦士であるブライト・テンプラーは、尊父ナーグルに己の献身さを証明しようと、常人であれば破壊されてしまうほどの疫病を進んで吸収してしまう。錆びれた悍ましい武器を装備するこの者たちは、得体の知れない液体を垂れ流す止まることなき破城鎚のごとき存在だ。
ポックスレッチ

翡翠修道院を荒らすナーグル信狂者の大半がポックスレッチだ。崩壊の道に踏み出したばかりのかれらは、一ツ目をかたどったマスクで視界を覆い、嗅覚と味覚に頼ってナーグルの豊かな恵みで改善されない者たちを刈り倒していく。
ペスティゴウル

グューランやその領域から遠く離れた地の森を荒らす邪悪な生物、ペスティゴウルは、悪疫の父のために聖なる土地を穢すことに一心を注いでいる。かれらは、喉のつっかえたような雄叫びをあげながら冒険者たちを荒々しく攻撃する。
マイア・ケルピー

翡翠修道院のいたる所で群をなすマイア・ケルピーは、土地に根付いた穢れから生まれ出る呪われた精霊である。単体では脅威的な存在ではないものの、群れになると噛みついて疫病を広めたり、凄まじい臭いを放つ物体を極めて正確に吐き飛ばしたりと、すぐさま厄介な存在となる。
ミニチュアのほかにも、ウォーハンマー・クエストのダイス14個のセット1個とルールブック(36ページ)、簡易スタート1冊、厚紙式トークン61個、セッションごとに進捗を記録できるカードデッキボックス12個、アビリティやステータス、装備品、褒賞、イベント、章特有の内容のすべてを網羅したカード341枚も入っている。

さらに、ボードやタイルの代わりに卓上に平らに広げられるマップブック(全38ページ、ハードカバー)も同梱されている。このマップブックには、2ページからなる合計18枚の地図が含まれており、ミッションの前に引いたカードが指定するエンカウンターとなる。この地図上にはあらゆる機能が存在するぞ。
例えばマップ番号6において、初めてのプレイではは翡翠修道院の下層に通じる通路を爆破しようと試みるだろう。一方その次のプレイではこの響き渡る廊下に押し寄せる敵の波を切り抜ける必要があるかもしれない。それぞれの地図に複数のプレイ方法があるため、毎回異なるスカーミッシュとキャンペーンを楽しめるぞ。

各章は、戦闘重視のエンカウントとそれより短時間でできるイベントに分かれている。長時間のエンカウントでは挑戦的なサイドクエストが用意されていることが多く、短時間でできるイベントではダイスを振って結果を出すかミニゲームをプレイするかの選択が用意されている。
次のセッションのキャンペーンを中断するときには、デッキボックスにすべてを仕舞っておくと、後日そこから取り出しやすくなるぞ。今回はここでダークウォーターの解説を終いにするとしよう。発売日が近くなったら、より多くの情報をお届けするのでお楽しみに!
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尊父ナーグルに穢された初公開情報はこれだけではない。他の公開記事も読んで、新たなウォーハンマーの素晴らしい情報をゲットしよう。















