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世界大会プレビュー —ウルトラマールの五百惑星を巡り、中隊長タイタスとネクロソール・アメンターが対立する

〈帝国〉は包囲されている。状況は逼迫しており、ウルトラマールでさえも追い詰められていた。ロブート・グィリマンが〈揺るがざる征戦〉に従事しているため、五百惑星の防衛はその民に委ねられている。一方、他の者たちは失われた領地を奪還せんと出立し、かの高名な中隊長はその重要な惑星内部を守る任務についた。だが、失われたネクロン王朝の恐るべき存在が、銀河に災難をもたらすべく再来したことによって事態はさらに困難な状況へと陥った。

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要塞院守護、中隊長デメトリアン・タイタス

スペースマリーン2』とSecret Levelのアニメーションでは控えめな副官であったタイタスは、今や“中隊長”となった! 彼があの惑星において着実に地位を上げ、マスター・オヴ・ウォッチとしてマクラーグとウルトラマール中枢の防衛任務についたことから、彼に関する物語は始まることとなる。

第二中隊の前中隊長であったアケランはというと……。多くの場合、スペースマリーンの職に空きがでるのは1つの理由に限る。これについては来週解説するとしよう。

いかに優れた者であっても、一人で統治することは不可能である。タイタスは数々の冒険を通じて、常人にもスペースマリーンにも自身の指揮部隊で大いに果たしうる役割があることを学んだ。彼の新しいミニチュアには、有能な相談役や古参顧問から構成されたユニット、ウルトラマールの番人が付いてくる。それに見覚えのあるファンもいることだろう。

ウルトラマールの番人

第二中隊の巨大な戦旗を掲げる旗手ガドリエルは、古参兵の中でも比較的若年であるにも関わらず、タイタスの熱烈な推薦により新たに昇進した。戦闘の最中では、常に中隊長の師である古参軍曹メタウルスの側に付いている。どちらも、タイタスと共に戦闘を繰り広げてきた豊富な経験を持っていることから、タイタスは誰よりも彼らの助言を尊重しているのだ。

一方、ウルトラマリーンの防衛船の巨大な戦艦の指揮を執る准将シルヴァは、酷使された定命の乗組員たちと、しばしば非情な判断を下す艦長たちの間にある敵対意識を宥めることに長けている。このことから、彼はタイタスが率いる部隊に必要不可欠な存在であるのだ。

エミーリア・ミネルヴァスは、ウルトラマールの防衛軍補助連隊で絶大な尊敬を集める司令官であり、人間の兵団との架け橋となる指揮部隊の連絡係として務めている。ルチア・ヴェスタは、貴重な全権代表かつ外交官としてタイタスの戦争会議に参加する。彼女の洞察力ある交渉術は、第二中隊を幾度となく不必要な戦闘から救ってきた。口が悪く、率直なダイナル・コーネリウスは、ウルトラマリーンで100年以上仕えている生き延びている古参のアストロパスだ。

邪悪な存在が目覚めたことで、タイタスはあらゆる助けを必要とするだろう。そして今、血に飢えた覚醒せし破壊的ロボットの群れを招来しながら、彼は凄まじい速度でウルトラマールの諸惑星へと向かっている。他のネクロンでさえも近付くことを恐れている存在、それはかれらの間でアメンターと呼ばれている者である。

ネクロソール・アメンター

多くの者が、ネクロソール・アメンターをデストロイヤーの呪いの起源だと信じているが、ク=タンの崩壊を彷彿とさせる罪や裏切りの例え話として、そのすべてが神話だと言う者もいる。奇妙なことに、その起源にまつわるすべての記憶は、集合体のネクロンの魂から強制的に抹消されている。唯一“沈黙の王”だけがそのような情報を包括的に改変する権利を持っている。だが、彼は口数が多いほうではない......。

一方アメンターは実在しており、驚異的な冷静さを保ちながら銀河の全生命に対する撲滅運動に尽力している。また、“夜をもたらすもの”と呼ばれているク=タンに対して多大な親近感を抱いていることから、その砕け散った破片を再び結合し、いつの日か完全なる古代の星々の神を再生させようとしているのだ。これは一般的に良からぬ思想であると考えられているが、特にネクロンたちにとってはもってのほかである。

ネクロソールの圧倒的存在感は、最も地味な戦士から最も崇高な君主に至るまであらゆるネクロンたちを屈服させるほどであり、心奪われた兵士たちの巨大な群れを指揮している。新たな『五百惑星・バタリオン:ネクロン』のボックスを手に入れると、残忍かつ有能なデストロイヤーの戦士たちに改造されたこれらのネクロンの指揮を執ることができるぞ。このボックスには、ヘックスマーク・デストロイヤー1体、スコーペク・デストロイヤー3体、ローカスト・ヘヴィ・デストロイヤー2体、従者のプラズマサイト2体が同梱されている。

彼が先走って表に出てしまったがために、次に紹介するミニチュアはもう見たこともあるファンもいるだろう。もしそうだとすれば、それは見ていなかったことにしてほしい。そうすれば、予想だにしていなかった素晴らしいものを見れた時の感動を覚えることができる。“夜をもたらすもの” のク=タン・シャード(星の神の破片)の登場だ!

“夜をもたらすもの” のク=タン・シャード

やはり先走ったリヴィール記事がちょっとやそっと出たぐらいでは、このミニチュアの途方も無いかっこよさを鈍らせることなどできない。これこそまさにMiniature of the Yearの最有力候補だ。この“破片”の出現は、ウルトラマリーンにとってこの上なく絶望的な事態であるゆえに、アメンターはその亡霊の悪夢たちを五百惑星に解き放てるときを待ち遠しく思っている。

悪夢たちだって? そう、アメンターは複数の破片を所有している。タイタスとネクロソール・アメンターとの戦闘は極めて大きな出来事であったため、そのキャンペーンブックのセットまで登場することとなる。

五百惑星:タイタス

『五百惑星:タイタス』で、中隊長タイタスが武器を取る。『五百惑星:タイタス』は、ウォーハンマー40,000における次なる主要なナラティヴ拡張版だ。『五百惑星:タイタス』、『ヴェスパトール戦線の戦い』、『戦慄の侵攻』、『デタッチメント』の合計4冊が装飾用ケースに入って販売されるぞ。『五百惑星:タイタス』には、ウルトラマールの再征服とヴェスパトール戦線の戦いについての物語が描かれている。ヴェスパトール戦線の戦いでは、タイタス率いるウルトラマリーン第二中隊が、デストロイヤーの呪いを蔓延らせるネクロン軍と死闘を繰り広げる。背景設定やミニチュアの写真、新しい豪華なアートワークも詰まっているぞ。

『ヴェスパトール戦線の戦い』は、ウォーハンマー40,000の完全版キャンペーンのゲームシステムだ。ここでは三つの同盟が、セットに含まれている広大なキャンペーンマップにて領土を拡大し、あるいは重要場所を確保するべく、互いに戦闘を繰り広げる。

『戦慄の侵攻』は、ヴェスパトール戦線の戦いの一部としてプレイできるほか、単体でもゲームをプレイできる新たなミッションとマップが収録された艦内戦闘のサプリメントだ。そして『デタッチメント』には、スペースマリーンとネクロンの新たなデタッチメントが6つ収録されているぞ。

情報の処理が追いつかないほど多くのものを紹介した。上記のミニチュアやそれらの書籍について解説したいことはもっとある。ウォーハンマープレビューではまだまだ多くの情報を用意しているから、今回はこれまでにしよう。今日公開したその他の情報を見逃さないように、下のボタンをクリックしてチェックしておこう。そして約束しよう——タイタスが戻ってくることを。